野菜の見分けかた

どうしてだかわかんないんだけど、
ときどきものすごく野菜に触りたくなることがある。
駅前の八百屋に立ちより、心ゆくまで野菜を触っていたい。
そんな気になるのだ。

ぼくは家で料理をすることはほとんどないし、
農業の経験もなければ、実家が農家というわけでもない。
だのにどうして野菜に惹かれ、触りたくなるのだろう?

もしかしたらぼくの背後に
農家のおじさんが憑依してしまったのかもしれない。
あまりの食生活のひどさを自覚し改善させようと
二人羽織状態で野菜を触らせているんだろうか。

その野菜が美味しいかどうかは、
たいてい外観でわかるもの。

たとえば、じゃがいも。

じゃがいもは人肌と一緒で、荒れていないほうがいい。
ぶつぶつが少なく、まあるく、でこぼこしていないやつ。
また、青身があるのは掘り起こされたあと太陽に当たった証拠。
これ、毒素を含んでいるので食べないほうが無難です。

それから、たまねぎ。

中身がびっしりしているのが美味しいたまねぎです。
くびれの部分を指で押して、くにっと凹むのはダメ。
肥料のやりすぎで、ぶかぶかに葉が大きくなりすぎると
皮と皮の間に隙間ができたたまねぎになっちゃうのだ。
菌が入りやすいから、まっぷたつに切ったら腐ってた
みたいなことになりやすい。
皮が薄く固めで、つるんとしたたまねぎほど美味しい。
あと辛いたまねぎの原因は肥料、有機栽培だとこうはなんない。

きゃべつ。

まず虫食いがないこと
ぜんたいが五角形であること
葉脈が規則正しいこと
・・が美味しく新鮮な証拠です。

さいごに、かぼちゃ。

甘いかぼちゃは、へたで見分けられます。
ここが太くつぶれたようになっているのがそう。
かぼちゃの煮っ転がしにはこのタイプのかぼちゃが1番。

以上4つの野菜は、世界中どこでも安くふんだんに
手に入るものばかり。
実はドイツで暮らしているころ、なじみのスーパーで
店員のおばさんに教えてもらったのでした。
あのころのぼくはわりとひまで、ふらっと外へ出かけては
いろんなことを教えてもらっていたような気がする。

あまり役に立たないことのほうが多かったけど。

ヨーロッパの朝市は何度行っても飽きないですね

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3 件のコメント

  • 玉ねぎ、確かに!
    思い当たります!
    くびれの部分がしっかりしてるものを、なんとなく選んでました。
    他の野菜も、次回から意識して選んでみます。楽しみです♪
    とっても参考になります。
    なおきんさん、どうもありがとう!
    美味しいカレーが作りたくなってきました♪カボチャカレーもいいかな。

    なおきんさん、もしお料理されたら、きっと美味しいもの作られそう。。素材も作り方も極めてしまわれそうな気がします。
    料理って、楽しいですよ〜♪

  • 連続で書き込みさせてもらいます!

    玉ねぎについて、丁度昨夜「どうやったら辛くならないか」と知人に尋ねたところ(料理中)、「食べるまで時間をおけば辛くない」という返答で、そうじゃなくて・・・と思ってたんですが、そのおうちは有機野菜ばかり使っているから(で、確か玉ねぎは無農薬)「そもそも辛くなりようがない」ってことだったんですね。

    すっきりしました・・・。

  • はてなさん、一番ゲットおめでとさまです。
    スーパーでの買い物に慣れると、野菜も肉も果物も形がそろっていることが前提になっちゃうけど、本来はそうではないですよね。「美味しいものは自分で選ぶ」という本質を掘り下げたいものです。
    ——————————-
    coco.。さん、そうなんです。辛さは農薬の影響だったりするんですよね。あえてそういう育て方をするケースもありますが、化学反応による味の変化はちょっと本質的ではないような気がします。毎日食べるものだから、意識を高く持ちたいものですね。

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    ABOUTこの記事をかいた人

    なおきんプロフィール:最初の職場はドイツ。社会人歴の半分を国外で過ごし、日本でサラリーマンを経験。今はフリーの立場でさまざまなビジネスにトライ中。ドイツの永久ビザを持ち、合間を見てはひとり旅にふらっとでるスナフキン的性格を持つ。1995年に初めてホームページを立ち上げ、ブログ歴は10年。時間と場所にとらわれないライフスタイルを めざす。