空から魔王が降ってくる、だれがなんのために?

チャレンジャー号事故は世界を変えた

チャレンジャー号の爆発事故は衝撃的だった。
1986年1月26日空中に打ち上げられたスペースシャトル、突然大爆発を起こし、機体は空中分解し海に落下。その光景は忘れようにも忘れられない。あの9.11のWTCビルに旅客機が激突した時の映像に、かぶってみえたりもした。かたや事故で、かたやテロ。混同すべきでないのはたしかなのだけど、どちらも青空をバックに、大勢の人が見守る中で起きた大爆発である。そして、どちらもそれ以降の世界の在り方を変えてしまった。

チャレンジャー号事故のあと、スペースシャトル計画は大幅に縮小され、アメリカ企業は衛星ビジネスを中国へと移転し始めた。「あの事故なかりせば」と考えてしまうのはこんなときである。この移転により、中国の宇宙計画は飛躍的に前進した。ひとつはアメリカなど他国の金でロケット打ち上げ施設を、中国は労せずいくつも持つことができた。ふたつめに、衛星技術やロケット開発運用技術など機密情報を盗むことができた。みっつめには、委託とはいえ、外国の商業衛星の打ち上げを繰り返せたため、自分たちが独自に打ち上げるロケットの一発あたりのコストを下げることができた。中国お得意のリバースエンジニアリングである。委託契約を履行しながら、同じことが自分たちだけで行えるようにした。他国のお金で自分たちのインフラを整え、他国の技術を盗むことで研究開発コストをほぼゼロにできたのだ。アメリカ企業はこの点、まったく無警戒であった。同じようにヨーロッパ諸国など他の国もだ。

中国の宇宙開発世界一は時間の問題

中国の宇宙計画は人類を外に宇宙へ移住させたり、地球外鉱物を採掘したりするだけじゃない。宇宙を制して、いついかなる場所にも核ミサイルを落とせる手段を手にし、国際政治でイニシアチブを持つことにある。現在も自分たちより弱い国に対しては恫喝外交を行なっているが、これを日本やヨーロッパ諸国はもちろん、ロシアやアメリカに対しても行えるよう目指している。国際ルールなど、力あるものが塗り替えればいいのだから。

中国はいま、GPSに代わるものを独自にもちつつある。しかも宇宙から測定し、地表で誤差わずか50cmという精密なものだ。名を「北斗衛星測位システム」という。30基の静止型非静止型衛星からなり、全地球を網羅するよう配置されている。宇宙産業は圧倒的にアメリカ優位であったが、これからはそうではない。中国は毛沢東時代から竹のカーテンで自分たちの本音を隠す。軍事兵器に関しては、公開するのが前提である西側と比べ、中国はそうではない。秘密主義に徹し、彼らが持つ核弾頭の数も正確には誰も知らない。中国の打ち上げる衛星に何が搭載されているか、知る由も無い。ただの気象衛星でないことは確かだ。他国の衛星を破壊する兵器や、使用不可にする兵器、核弾頭だって積んでいる可能性がある。まさかとおもうが、既成事実とされてもいる。さらに恐ろしいのは、その数や規模を誰も把握していないことだ。

ミサイル防衛システムとは、核ミサイルが発射される兆候が認められれば直ちに発射場所と軌道を測定し、落下点に到着する前に撃ち落とす(神業的ですね)システムをいうが、宇宙から突然、大気圏を突入して降り注ぐミサイルを想定していない。中国はまさに想定外の「宇宙から落とす核ミサイル」を持つか、すでにもっている可能性がある。かつて米ソ冷戦時代にスターウオーズ計画というのがあった。だがコストが合わないし、お互いそんなもので消耗してもしょうがないからといって手打ちにしたのだった。中国はいかなる核軍縮条約も制約も受けない。頑なに拒否しているからだ。野望はそれだけで明らかである。

中国式アウトレンジ戦法

核抑止力とは、「自分が撃てば相手に撃ち返される」という縛りによって成立する。撃っても撃ち返されない、撃たれても迎撃されないとなれば、話はまったく異なる。中国の宇宙計画はまさにそこにある。チャレンジャー号の大爆発は、30年の時を経てとんでもないモンスターを生み出してしまった。これに輪をかけているのがサイバー攻撃である。10万人はいるといわれる人民解放軍サイバー攻撃部隊は、世界に張り巡らされたネットや制御装置に侵入し、さまざまな「いたずら」をする。平常時は企業の機密情報を盗み出し、戦争になれば一転、それぞれを破壊する。またはF35の制御システムに侵入し、同士討ちさせることもやるかもしれない。日本は普通の国にある交戦権を持たない意味で異常な国だが、中国は普通の国にはある国際的な軍事力制限のない異常な核保有国である。しかも、サイバーテロは中国では合法的だ。

侮れない中国である。
ならば世界世論で叩かせれば良い、それが民主主義ではないか? と思う人はいる。中国の恐ろしさは無制限の軍事力だけではない。先進国のあらゆるメディア企業を工作し、中国が不利にならないような報道を仕向けている。あるいはジャマものを密かに処分している。日本が憲法を変えられない最大の理由がそこにあり、沖縄の米軍基地問題がいつまでもくすぶるのもそのせいだ。NYタイムズやCNNもその跌から逃れられてはいない。トランプは選挙資金を自前で用意できた数少ない大統領である。メディアがすでによからぬ工作によって歪められていることを知っていた。メディアからの献金にコントロールされなかったという点で、距離を置いている。これがメディアは気にくわない。それで連日のようにメディアはトランプ氏を叩くのだ。乗せられて日本のメディアもトランプ氏を叩く。なぜお前がそれをいう?的な評価をする。一連のトランプ非難報道、反トランプデモ活動であるが、誰に扇動されているか皆わかっているのだろうか? 今回の日米共同声明は出来すぎるほどの出来だった。理由は、一切のメディアを排除し、予定調和でない会談が行えたからとぼくは見る。相当数の工作員(または中国シンパ)が報道陣に紛れているのは歴史的に明らかである。

日本はどうすればいい?

日本にできることは何か?
それはF35を導入することでも、オスプレイを配備することだけではない。あれも中国がシステムに侵入すれば、飛び上がった途端、最寄りの原子力発電所に墜落させるかもしれない。オスプレイと原発、左翼は大喜びである。予算は徹底的に集中して対中サイバーテロ対策に絞り込むべきだ。要員もできれば10万人は欲しい。中国がそうだからだ。中国のサイバー攻撃に耐えられるネットワーク網を構築し、進入があっても排除されるような、もしくは自浄作用を持つシステムを構築して張り巡らすことだと思う。それも一刻も早くだ。かろうじて通常兵器では分がある、ほんのわずかな時間でこれを組み上げなければならない。堅牢なシステムなら、ブロックチェーンもその一手段ではないかと思う。中央でなく分散システムで、侵入による矛盾を見つけ、排除するのである。中国が必死になってビットコインをやめさせようとするのは、資金を流出させたいだけではない。ブロックチェーンがデファクトスタンダードになることを恐れているのではないか? 分散システムは悪意ある攻撃に強い。

U.S. Air Force F-35A Lightning II Joint Strike Fighter instructor pilots from the 58th Fighter Squadron, 33rd Fighter Wing, Eglin AFB, Fla., navigate their aircraft toward an Air Force Reserve KC-135 Stratotanker from the 336th Air Refueling Squadron, March ARB, Calif., May 16, 2013, off the coast of northwest Florida. The 33rd Fighter Wing is a joint graduate flying and maintenance training wing that trains Air Force, Marine, Navy and international partner operators and maintainers of the F-35 Lightning II. (U.S. Air Force photo by Master Sgt. John R. Nimmo, Sr./RELEASED)

 

対サイバー対策予算は防衛費からでなくて良い。
安全保障といえば、とたんに反応する野党やおかしな市民団体、巨大メディア(新聞社やテレビ局)が騒いで廃案に持ち込もうとするパターンが出来上がっている。さすがにふつうの国民は「なんかおかしい」と気づき、反勢力も大手を振れなくなってきた。慎重に姑息になってきている。市民運動もSEAL’Sの失敗に懲りて、65歳以上の検挙されても大丈夫な老人たちを盾に使うようにもなった。

官民一体となって、対サイバーテロ防止策を強化するべきである。現行も存在するが、規模が小さすぎる。しかも防御だけでなく必要に応じて反撃もできるようなネットワーク網。そのためには豊富な民間企業の技術、GDPの2%程度の豊富な予算と人材が必要である。取り返しのつかないことになる前に。伏して願う。

 

1 個のコメント

  • 単純に怖いと感じました。
    いま自分のいる狭い世界での平和は、
    実は危ういところで保たれている環境なのだと思い知らされました。

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    なおきん

    なおきんプロフィール:最初の職場はドイツ。社会人歴の半分を国外で過ごし、日本でサラリーマンを経験。今はフリーの立場でさまざまなビジネスにトライ中。ドイツの永久ビザを持ち、合間を見てはひとり旅にふらっとでるスナフキン的性格を持つ。1995年に初めてホームページを立ち上げ、ブログ歴は10年。時間と場所にとらわれないライフスタイルを めざす。