首相はパンツ?

これから取引しようとする会社の社長が
20年間で14人も変わったことを知れば
間違いなく、取引するのをためらうと思う。

社員も商品も良いんだけど、
なぜかあの会社、社長になったヤツだけがダメなんだ。
ほかはいいのに、なんでだろうね?

・・・とは考えない。
会社のトップを、会社と切り離しては考えない。
むしろ、セットにして考える。
トップと同じく、社員も商品も疑いはじめる。
社長を見れば、たいていその会社がわかるからだ。
そういう意味で、会社は社長を超えられない。

20年間で14人も変わったのは日本の首相だ。
世界一の短命政権、それが日本である。
前述の会社の例からすれば、
日本人はほんとうはバカなんじゃないか?
外国人がそう思っても不思議じゃないかもしんない。

確かにバカかもしれない、
とぼくは認める。
「首相はこんなバカなこと言ってしまいました!」
とマスコミが報道すると、野党が揚げ足を取り
国民が一斉にマスコミに呼応して、支持率が下がる。
「ほら、もうこんなに人気が落ちてます」
国民はさながらトレンドウオッチャーである。
誰もが後れを取るまいと、周囲に迎合し
「この首相も、もうダメだ」と誰ともなく言いはじめ、
「さっさと変えろ!」の大合唱。
「まだ辞めないのか!」の大合唱。
もう、お決まりのコースである。

この国では、首相になったとたん、
まるで魔法にかかったようにダメになっちゃうのだ。

いつまでこんなことが続くのか・・・
そもそもなぜ、こんなことになっちゃうのか?

「敵は本能寺にあり!」
誰かがそう言い、みんなで囲んで火をつける。
なぜ「敵」と呼ばれているのか、知らぬまま。

小沢さんが戦っていたのは、
この国を支配する官僚たちだった。
官僚たちこそは、この国の宿痾である。
財源をむさぼり、既得権を侵すものを排除してきた。
刃向かう首相は田中角栄以来、ことごとく排除してきた。
官僚は情報リークとブリーフィングでマスコミを管理している。
その関係はまるで、ヒトラーとゲッペルズのようでもある。

頼みの小沢さんも、鳩山さんごと、排除された。

次のターゲットは、もちろん菅首相
マスコミと野党はさっそく
「消費税10%発言」で揚げ足を取りはじめた。
この政権も長くはないだろう。
お決まりのコースである。

首相が代わるたび、外国政府は日本への信頼を落とす。
どうせ短命の首相に大事な約束なんてできないし、
なにもかも現役首相のせいにして
これをひきずり下ろそうと大合唱する官僚&マスコミを、
それを鵜呑みにして一緒にひきずり下ろそうとする国民を
バカにするだろう。

いいかげん、ひきずり下ろしすぎじゃないのか?

首相はパンツか?

やっぱり、ひきずり下ろしちゃうのか?

ぼくなら違うパンツを下ろしてみたいです

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順位は下がったようですけど、がんばります

8 件のコメント

  • これも、団塊の世代効果なんでしょうかね・・・。

    踊らされやすく、操作しやすい世代なんですよ・・・たぶん。

  • 供給された情報を頼りに物を判断するのは危険ですね。

    僕は「小沢イズム」がまだ頑張ってくれていると信じています。

    でなければ先程の政権交代は世代交代で終わってしまいそうな感じがします。

    失礼いたしました。

  • 小沢さんについては、そうなんだ〜〜って感じでした。
    私もマスコミに支配されているのかも・・
    でもその他の所は同感です。
    日本も日本人も大好きだけど、日本に帰ってきて
    悪い所が見えたのは、人の事を干渉し自分の価値観だけを正しいと信じて押し付ける・・窮屈に感じました。適度の干渉はOKだけど。。
    例え?な代表だとしても、与党も野党もつまらない
    子供以下の喧嘩を国会でしたり、相手のあげ足をとるようなインタビューに答えるよりある程度は協力する体制に変わればいいですね。頑張れにっぽん!!ですね
    下されましたって・・何を?パンツを?え〜〜??って思いました。
    ははは(^^;)失礼しつれい。。。

  • 日本を良くしていこうという志のある首相が、その力を発揮できないような土壌が出来上がってるような気がしてなりません。
    アメリカにとって有利に働く首相は力を発揮していましたもんね。不思議なことに人気もあったし。

    選挙演説も、悪口を言うことで自分を良くみせようとするスタイルが多いですね。
    「○○君がこんな悪いことしてたよ」と先生に言いつける幼稚園児に似てるなぁ、と思っちゃいます。
    一体誰が首相になったら、文句ないんだろう?

    なおきんさんのブログ、内容の濃さでいつもナンバーワン!です。

  • この100年で天皇陛下は3人替わっただけ。最短で大正天皇の15年間。それに甘えて寄りかかってるのさ。

  • ウィキペディアに、「下着は、服の内側に肌に密着するように着る衣類で、肌着、インナーとも呼び、着用する事により、その上の服を身体からの汚れから守り、体の保温、快適さ、加えて衛生を維持する。」とある。
    あ〜え〜、年のせいで綺麗にしたつもりでもすぐ汚れちゃううんです。
    ばれると大変だから使い捨てなんですよ。

  • もぐさん、一番ゲットおめでとさまです。
    上げていただきありがとうございます。順位もパンツも下がりっぱなしでございます。昨日は女医さんにパンツ下ろされてお尻丸見えでした。恥ずかしかったです。
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    てるすけさん、団塊の世代はそんな部分があるかもしれませんね。でもいっぽうで、自我が強く「他と同じじゃイヤだ!」というメランコリックなところも強そうですけど。
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    じさん、「何をどう報道されたか」も大事だけど「何が報道されなかったか」というのも同じように大事だと思います。問題は「報道されなかったこと」をいかに知るかという部分ですね。世の出来事をコンテンツではなくコンテキスト(文脈)でとらえることも大事ですね。
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    まるさん、今に始まったことじゃないけど国会討議は見ているほうが辛くなりますよね。他だ批判をしあうのではなく、どうあるべきで、そのためにはこの方法を検討してはどうか?的な両者が前向きな議論をみてみたいです。関係ないけど最近のパンツは性能がいいですね〜。
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    はてなさん、おっしゃる通りで残念なことですね。関心があるのは政局ばかりで政治じゃなかったり、排除すべきは霞が関の関与のはずが、逆に手玉に取られて永田町の内戦に終始じゃしょうがないです。「国民の皆さまのために」という言葉が空々しいですね。
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    じゅん爺さん、なるほど政局を皇室に置き換えてみれば、なんだか悠々とした感じになりますね。首相交代くらいでは日本がびくともせず国体が維持できるのも、天皇の存在が大きいですね。
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    とおりすがっぺぇさん、そういえば遊園地のアトラクション前で紙パンツが売られていたことがありましたね。いまはそういうのないけど、大丈夫なのかな?

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    なおきんプロフィール:最初の職場はドイツ。社会人歴の半分を国外で過ごし、日本でサラリーマンを経験。今はフリーの立場でさまざまなビジネスにトライ中。ドイツの永久ビザを持ち、合間を見てはひとり旅にふらっとでるスナフキン的性格を持つ。1995年に初めてホームページを立ち上げ、ブログ歴は10年。時間と場所にとらわれないライフスタイルを めざす。