時間を味方にすれば人生はもっと楽しくなる

行列を待たされるのは長い

同じ時間なのに、長く感じたり短く感じられる。
苦しく退屈なときは長いし、楽しく夢中のときには短い。この差はいったいなんなのか? たまに「太く短く生きたい」という人もいる。おそらく、充実した密度の濃い人生を望み、うすく引き伸ばされた退屈な人生を好まないのだろう。

短く生きるかどうかはともかく、ひとはだれしも人生を充実したものにしたいはず。生まれてきた意味を知るのは、そういうときだからである。どんな人生を送ればいいのかは、人ぞれぞれなのでここで語るべきことはない。唯一、時間だけは共通なので、これについて少し考えてみることにする。うまくすれば、短く感じてしまう楽しい時間を長く、長く感じてしまう辛い時間を短くできるかもしれないからだ。

時間が長く感じられるとき

時間の感じ方は、注意をどこに向けるかによることが大きい。退屈だったりイヤな思いをしているときは、時間経過に注意が向きがちである。遅々として進まない時計の針を眺めもする。そのように時間経過に注意を向ける回数が多いほど、時間は長く感じられ、うんざりしてしまう。代謝が高いときも、時間は長く感じられる。

時間を速く感じさせるようにするためには、時間経過に注意が向かないようにするのがいい。病院や美容院の待合室にテレビや雑誌がおいてあるのはこのためだし、行列のできる飲食店では並ぶ人にメニューを配ったりもする。エレベーター内に鏡があるのもそうである。ぼくたちの注意力には容量に限度があり、なにか別なもので満たされれば時間経過を気にしなくなる。時代はどんどん忙しくなってくるのに、かえってディズニーランドや人気料理店などでは以前より行列がながくなった。べつにヒマな人が増えたからではない。これにはスマホの存在がある。ゲームやLINEのやりとり、WEBでの調べものなど、スマホがあれば時間経過から注意をそらせるに十分だからである。スマホは「究極の時間泥棒」である。時間を奪いつつも、同時に多くの時間を節約してくれる。いずれにしても、おかげで長い待ち時間も耐えられるようになった。

いっぽうで、楽しい時間はあっという間に過ぎる。
夢中で過ごす時間は短く感じられるものだ。もっと時間があればいいのに。むしろ時間が止まって欲しいとすら思う。楽しい時間をもっと長く感じるには、前項とは逆に時間経過に意識を向ければいい。だがそれだけだと、楽しい時間の魅力が半減してしまいもする。それはそれで切ないものがあるではないか。

長く感じたいなら体験を増やす

楽しいことに没頭するのもいいけれど、漠然と過程に注意を向けていれば時間は速く経つ。「時間の長さ = 体験の多さ」に着目すれば、同じ時間に体験をギュッと詰めるようにするといいはずだ。例えばたった3年間しかなかった高校生活は、いま過ごしている3年よりずっと長かった気にはならないだろうか?10年前に行ったたった1週間でしかなかったヨーロッパ旅行は、ふだん過ごしている一週間どころの体験数ではなかったはずだ。これは、一定時間により多くの気づきを得たからといえる。気づきは体験となり、多くの気付きは多くの体験となる。

年に10回は旅をするぼくも、旅のやり方をいささか変えたところがある。どちらかと言えば、行き当たりばったりが多かった旅から、訪れる国の歴史や経済、宗教や民族など、あらかじめ下調べをしておくようになった。そのことで、たまたま見かけた崩れかけた城壁への思い入れが変わるし、現地の人たちの言動への感応がちがってくる。旅に奥行きが出るし、さらに興味が湧いてくる。参照できる知識があることで、体験できる数が増えるのだ。これは発見だった。

科学的根拠に基づけば、代謝が高いほうが時間が長く感じられるそうである。朝起きて、夜に就寝するふつうの生活をおくっている人ならば、夜中から午前中は代謝が低く、午後から夕方にかけて代謝が上がる。楽しい時間をより長く楽しみたいのなら、朝よりは午後、夕方にかけてのほうが都合が良いというわけだ。

とはいえ「午前中から楽しみたい」というむきもあるだろう。そんなときは運動をするなどして代謝を上げておけばよい。代謝を上げる運動は、なにしろ大きな筋肉を動かすに限る。上半身より下半身。ヒンズースクワットなんかは的確である。ランジもいい。ぼくは超朝型なので、起きてすぐ歯を磨きながらスクワットをし、朝の散歩前に屈伸運動などをしっかりやる。その意味では朝食を取るのも手だが、燃やす脂肪なら余っているから朝食ではなく、それですます。朝食で太る人は案外多いのだ。

代謝によって感じる時間は違う

まとめ

長く感じる辛い時間を短く感じたい

  • 時間経過に注意が向かないようにする
  • 代謝の低い時間帯を選ぶ(できれば)
  • 明るくない場所を選ぶ(できれば)
  • 注意をそらす対象は少ない方がよい

 

短く感じる楽しい時間を長く感じたい

  • 多くの刺激を受けるよう工夫する
  • 代謝の高い時間帯を選ぶ(できれば)
  • 広く、明るく、賑やかな場所を選ぶ
  • 多くの気づきが得られるようにする
  • 出来事の数を増やす

 

時は金なり、というより「時は命」である。誰もが平等に与えられている時間。できることなら、楽しい時間を増やし、苦しい時間を短くしたい。そのように時間を操作し味方につけることで、人生は長く楽しめそうである。

 

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なおきん

なおきんプロフィール:最初の職場はドイツ。社会人歴の半分を国外で過ごし、日本でサラリーマンを経験。今はフリーの立場でさまざまなビジネスにトライ中。ドイツの永久ビザを持ち、合間を見てはひとり旅にふらっとでるスナフキン的性格を持つ。1995年に初めてホームページを立ち上げ、ブログ歴は10年。時間と場所にとらわれないライフスタイルを めざす。