半径3メートルの大切さ

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この人は信用に足るかどうか?

そのことを判断するのに、ケータイ電話は役に立つ。
機能のことではない。 持ち主の「ケータイ電話の扱い方」にだ。

対面で話している最中、目の前の相手を差し置いてかかってきた電話にでる人のことをぼくは疑う。 目の前にいるひとより電話相手の方を優先していいのだろうか、と。 もちろん、諸事情はあるのだろう。 クレームを受けている大事な取引先からだったり、家族が入院している病院からだったり、遠方にすむ年老いた両親だったりといったような事情。 それでも、緊急時なりに、事情を相手に話すか、席を外すなどの対応方法があるはずだ。

最悪なのは、対面で話しているにもかかわらず、テーブルにケータイを置いたままでちらちらとそれを眺めたり、あげくメールを打ち始める人。 これはちょっと、どうかと思う。
ぼくは、目の前のことを一生懸命やる人が好きだ。 ぼくもそうありたいと思う。 自分の半径3メートル以内のことを大事にしたい。 その範囲にあるものをよく見て、そこにいる人とよく話す。 遠方からの電話より目の前にいる人のことを大切にするのは、相手が誰であれ、とても大事なことだと思う。

ぼくが将来のことを考えたり、過去を顧みたり、地球の裏側で起こっていることを考えるのは、「今ここにある」ことを俯瞰したり、立体的に物事を考えるからに他ならない。 優先すべきは目の前にあることなのだ。

 

「なおきんに電話してもつながらない」
よく言われる。 申し訳ないなあ、と思う。 でも、電話にでないのはちゃんと理由があるのだ。

そもそも「ケータイ電話が嫌い」というのも理由のひとつなんだけど。

9 件のコメント

  •  なおきんさんの仰る通りだと思います。白眼視、避角牌(三国志時代、関羽を避けた曹操の話)の故事の例があります。敵対関係でも使者には会います。
    ●携帯電話、必要な時にしか電源を入れません。ネット依存、携帯電話依存も度を過ぎれば犯罪や病気になります。面と向かって反論する勇気を持つべきかと思います。
    ●インターネットに匿名性があると思っている人が多いようです。サーバ運営者は正当な理由があれば、情報開示の義務があります。犯罪捜査であればなおさらです。

  • 全く同感です。
    ワタクシも「目の前の貴方が一番大切です」という気持ちで話すよう心がけております。
    「会う」というのはそういうことでしょう?

    あと、キライなのは『キャッチホン』。
    後から割り込んできたのに優先されるなんて・・・
    あ!、でも逃げるのには都合がいいですね。
    ・・・それも、イヤだな。

  •  激しく同意です!
    私にとっては大切な友人の一人は、一緒にでかけて
    いるときも携帯メールのチェックや気になる人の
    ブログ更新を絶えずチェック。
    正直、目の前でなので興ざめします。
    まぁ、彼女は、PCは使わず、
    携帯でネット、メールなので
    ついという感じなのかもしれません。。。
    私への携帯メールの返事も速攻ですし。

    マナーというものかな。と思います。

  • お久しぶりです、なおきんさん。
    私も昔お客さん(←スナックの)と外でご飯を食べてる時、言われました。
    「君のいいところは、携帯を目の前に置かないことやな。トイレに行った時見てきてるんやろうけど、(客商売で)そういうところに気が遣えるかどうかは大事や」
    図星だったので、返答に困りましたが。(苦笑)

  • 僕も同じ考えです。基本的にプライベートな時間以外は携帯電話は音を消しています。仕事中は職場にかけてもらえば基本的につながりますし、伝言をしていただければ、折り返しかけなおすことも出来ますので。
    外回りのときもお客さんと会っている時は、音を消しています。相手に不愉快な思いをさせたくないというのと、自分自身、目の前のお客さんに集中したいので。
    それで先日、上司からの突然のメールに気付くのが遅れて、理由を伝えたのですが、「言い訳はいい!」と叱責されちゃいました・・・。
    難しいものです・・・。

  • たいていの男女は結婚相手を半径3メートル以内から見つけるという。フム、ミステリーサークルよのう・・・

  • うん、そうですよね、打ち合わせ中に携帯に出られるとやる気なくなりますよね
    でも正直、私も会議とか自分の発言以外のときに、つい仕事メールのチェックとかやってたりしてますね、得意先からの連絡だったらマズイとか、言い訳めいてますけど、
    やっぱりイケないことですよね、反省します。

  • 目の前に第三者がいるのに、「ちょっと失礼します」などの断りもなしに、急に携帯を触る(通話を含む)人間は信用できないし気を許せません。行儀と躾けが悪いのが丸分かりです。
    急ぎの用事をメールのみで連絡しようとする人間も信用できません。会話が不自由であるなど、よほどの深い事情があるならハナシは別ですが。
    あたしの職場では、ロッカー室と休憩室以外での個人の携帯は携行禁止です。なので、よく浦島太郎になってます(^^ゞ

  • ターボペンギンさん、一番ゲット、おめでとさまです!
    そうですよね、いにしえの合戦においては敵対関係であっても接見してましたね。ネットをつかって、見えないところから攻撃することをためらわない輩には、制裁する制度がやはり必要なんでしょうかね。
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    もぐさん、いいですね。「目の前の貴方が一番大切です」っての。 そういえばキャッチホンという機能、生まれてこのかた使ったことがありません。使われたことはあるけど。悲しいもんですよね、あれ。
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    ひすいこさん、ネットや携帯依存症は対人関係をこじらせる主因になりそうですね。 いまどきの小学生は「1分返信」を義務づけて、守らなければ仲間はずれというルールがあるそうです。こわいですね。オトナになったらどうなるんでしょうか?
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    まわるさん、おひさしぶりです!
    どうしてもケータイメールの返信が必要なら、まわるさんのように席を外してからするべきですね。 日本は電車で通話するのはエチケット違反なのに、目の前で通話は大丈夫。これって歪んでますよね。しくしく。
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    mu_ne_2さん、すごく好感の持てるケータイの扱い方ですね。 ぼくもオフィスではもっぱら固定電話を活用してます。 なんかそのほうが信頼性も上がる感じ。上司からの叱責、残念でしたね。理由を言い訳としか解釈しないのもどうかと・・・。
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    じゅん爺さん、なるほど結婚相手は半径3メートル以内で見つける、ですか。 真意ではないでしょうか。人間関係だって、相手との距離間でおおよそ見当がつきますしね。
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    コーギー太郎さん、ビジネスマンである以上、業務に優先順位をつけるのは当たり前。 でも、目の前の相手への配慮なくしてまで別の業務を優先するのは、その人の人間性が疑われますよね。振る舞いは、思いのほか見られてます。ぼくも痛い目を見たことがあります。気をつけましょうね。
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    Yulicoさん、おっしゃるとおりです。感心しました。 メールは便利だけど、どこかドライな感じもするもの。 相手に声を聞かせる、顔を見せるなどの配慮は大事ですね。

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    なおきんプロフィール:最初の職場はドイツ。社会人歴の半分を国外で過ごし、日本でサラリーマンを経験。今はフリーの立場でさまざまなビジネスにトライ中。ドイツの永久ビザを持ち、合間を見てはひとり旅にふらっとでるスナフキン的性格を持つ。1995年に初めてホームページを立ち上げ、ブログ歴は10年。時間と場所にとらわれないライフスタイルを めざす。