2020年、あなたはどこで何をしているだろう?
そんな先のこと、わかるわけないじゃない!明日もわかんないのに
と逆ギレするひともいるかもしれない。
たしかなのは、いまより10年歳をとるということだ。
35の人は45に、45の人は55に、55の人は65に・・・
やれやれ、ぼくなんて56歳だ。
いったい、どこで、何をしているんだろう?
ビジョンはあるが、予想はおそらく裏切られることだろう。
36のときに予想した、10年後といまが違っているように
10代の頃は、10年先なんてもう永遠のように遠かった。
それが歳をとるにつれ、しだいに「10年先」の距離感が縮まっているような気がしてきた。 というのがなんだかせつない。
2020年といえば、第32回夏季オリンピックの年でもある。
2012年がロンドン、2016年がリオデジャネイロ。
大胆に予想させてもらえれば、その次は広島・長崎である。
「2都市共同開催」は前代未聞だけど、両都市の距離は430km。 そのころはもうリニアモーターカーが実現しているはずだから、それをつかえば一時間以内で結ばれる。 不可能ではない。 今後、関門海峡がホットスポットになるかもしれない。
それはともかく、なぜ広島・長崎か?
キーポイントは「非核化」である。
オバマ大統領がノーベル平和賞をとったきっかけとされる「核廃絶構想」は当初、例によってリップサービスのように聞こえたが、このごろは意外とホンモノだったんじゃないかという気がしている。 核保有国を第二次大戦戦勝国5大国に限定したいとするNPT体制はもはや有名無実だし、実際のところ、ICNND(核の不拡散、軍縮に関する国際委員会)を運営するのは主催者の日本とオーストラリアだけでなく、米国が相当肝入りしていることが明らかになってきたからだ。
ICNNDに真っ向から反対しているのは中国や北朝鮮ではない。 ましてやイランやロシアでもない。
実は、英国とイスラエルである。 どちらも米国のマブダチ同盟国である。
オバマ民主党アメリカは英政府に冷たい。 オバマ大統領と鳩山首相との会談はあっさり実現したが、英国は冷たくあしらわれている。 英国はもがき、あげくギリシャ問題をあげつらって盛んにユーロの信用を落とそうとしているけれど、ほんとうはポンドのほうがよっぽど問題が多い。 英政府はなんだかやけっぱちな気すらしてくる。 いずれにせよ、オバマ政権は英国と距離を置こうとしているにちがいない。
いっぽうイスラエルはどうか?
覚えているだろうか、昨年10月のカイロ会議のこと。
これまで黙認されてきたイスラエルの核保有について、あらためてイランが批判をした。 その前の月に行われた国連総会のイラン代表のイスラエル批判演説には、西側代表達が打ち合わせどおり一斉に退席するシーンがみられたものだ。 ずいぶんわざとらしかったが。
△ イラン大統領のイスラエル批判演説のようす【2009年9月】
とにかく今回の会議には米国は出席しておらず、イスラエルはアラブ諸国に囲まれてまるで四面楚歌状態。 以前ならありえないことだ。 たぶん米国はイスラエル批判の報道規制を解き、もはやイスラエルを支えることをやめたのだろうか? と思った。 米中枢を牛耳っていたはずのイスラエルロビーを越える勢力の存在とはなんだろう? そのうち「アンネの日記」が嘘だったこともばれちゃうかもしれない。
このことがなにを意味するか?
世界の非核化が一気に進むということだ。
それは、日本では小沢・鳩山を潰そうとしている「対米従属主義」のひとたちにとってすごく都合が悪いことなのだ。 だから普天間基地や納税問題でしばらく騒ぐだろうけど、やがて米国の心変わりを知って収束するんじゃないかとぼくは見ている。
「2020年までに核を廃絶する」というオバマの演説は本物だ。
これまでの米軍産複合体ではない別の勢力。 彼らがそれを支えている。 詳しいことはぼくもまだ調査が必要だけど、彼らとはオバマを当選させ、日本の民主党を指揮している勢力だ。
オバマ大統領にノーベル平和賞が与えられたのは他でもない、米軍をして中東でこれ以上戦闘的な行為を起こさせないためだ。 早い話、ノーベル平和賞の意味は戦争抑止力である。 これによって米国のイラン空爆は難しくなった。 そもそもイランの核開発の矛先はまずイスラエルである。 そのことを誰よりも知っている同国は是が非ともこれを阻止したいが、イラン空爆をやりたくても、米軍抜きで単独でやらなくちゃならない。
今のイスラエルはなんだか開戦前夜の大日本帝国のようだ。 近いうち、イスラエルは死に物狂いで中東で大戦争をおっぱじめるかもしれない。 それがマヤの預言がいうところの2012年にあてつけるかもしれない。 ぼくは宗教や預言書の一切を信じないが、これを利用するひとたちは歴史の中でいくらでも出てくる。
そのとき、イスラエルは核兵器を使うかもしれない。 使わないかもしれない。 ただし、使用を示唆するだけで世界中から大ブーイングが起こる。 そのことが核廃絶に拍車がかかり、人々はその象徴を探しはじめる。
2020年夏季オリンピックの候補地が決定されるのは2013年。
このときまでに、何かが起こり、何かが変わる。
そして開催地として「広島・長崎」が選ばれる。
というのがぼくの予想するシナリオだ。
同時に、長崎と広島は東アジア主要国の玄関にもなるだろう。
そのとき、脱首都圏的な経済発展が見込まれるかもしれない。
生まれ故郷も悪くないな、とふと思う。
■ ちびきちのつぶやき
ねえ、むつかしいきじのとき、ぼくをとうじょうさせて、ほっとさせようとしてるでしょ? ぼくだって核のことくらいかんがえてるのさ。 広島でうまれたんだからね。
このブログ、2020年まであんのかなあ・・
最近のコメント