しあわせってなんだっけ?

しあわせって 何だっけ 何だっけ・・・
古いCMソングである。 ぼくはこのCMがことのほか好きで、今でもたまに口ずさむ。 とくに秋が深まるこんな時期には。

人は自分の価値観が変わってしまったことを、ずいぶん後になって気づく。「幸福になりたい」と口にするが、幸福かどうかを決めているのは、ほかでもないあなた自身である。

風船をふくらますのは気体だが、幸福をふくらますのは期待である。
かつて日本にもモノが増えることで幸せを実感できていた時代があった。それが、いつしかモノがあれば幸せだった時代から、いくらあっても不安におもえる時代となった。 不安は幸福と相性が悪い。 幸せになるには日頃の不安をひとつずつ取り除くことだ。 ゆえに消費は貯蓄に回り、安定した収入が是とされる。

「ものが売れない」と嘆き、景気が戻ることを期待する声は多い。
でもぼくは思うのだけど、景気が戻ってもモノは売れないままなのではないか? 物質的な満足より、心の満足のほうが充実感があることを知ってしまったのではないか?

80年代までは家族そろってファミレスに行くのは幸福のひとこまであったが、いま同じことをすればなぜかみじめだ。
それよりお家で手作りご飯が、いい。 求められているのは身近な人たちと共有できる物語なのだと思う。

しあわせって 何だっけ 何だっけ
ポン酢しょうゆのある家さ

バブルのときも、不況のときも、
なぜか鍋には幸福がわかりやすい。

おなかがすきました

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12 件のコメント

  • 幸せって。
    特に意識せず、ご飯を食べたいときに食べられて、お風呂に入りたいときに入れて、笑いたいときに笑えて、泣きたいときに泣けること、だと思ってます。
    当たり前になってしまっていることが、実は当たり前じゃないの。
    今はアウトドア仲間と一緒に炭火や焚き火を囲むことが一番の幸せ、です(^^ゞ

  • わぁい
    いちばん乗りです
    \(^-^)/

    確かに、バブル崩壊後、人々の求める幸せの価値観って変わりましたよね。
    景気が回復しても物は以前のようには売れない…確かに!

    いくら裕福でも、そこに愛がないと虚しさに包まれますものね。
    特に食事は、その空間を共にする人で、味が違いますよね。
    特に、最愛の人に「おいしい、おいしい」と手料理を食べてもらえるのは、私にとって至福のひとときです♪♪♪
    大好きな人と一緒にすると、車洗うのやお掃除さえ、遊園地なみに楽しくて幸せです♪

    そろそろ、お鍋がおいしい季節になってきましたね。
    写真みたら、夜中なのにお腹がすいてきました。

  • 睡欲、食欲、性欲、この3大欲の中でカップル以外の関係
    で一緒に満たせるのは「食欲」のみ。つまり、食欲は万能
    なのです。しかるに、「幸福」って「食欲を満たせる」っ
    て事。それも、ただ満腹になるだけではなく、満足感のあ
    る食事で食欲を満たせればベスト。「人間はパンのみでは
    生きていないが、それが存分にあればなお良し」ですね。
    (何のコッチャ)ですが、真理・公理・定説・独善、あー
    おなかが空いた。

  • この前たまたま飛び降り自殺直後の現場を通りかかりました。肉片の飛び散った惨状を見て、私は無性に腹がたちました。
    私も何年か前、自殺を考えている一人でした。
    苦しくて苦しくて何度も想像の中では死んでしまいましたが、今では幸せだなーと思ったり、心から笑える瞬間もあります。
    どうしてもうちょっとだけがんばらなかったの?
    周り人も、たぶん本人も残るのは絶望だけ。
    今日もこんなに空が青いのに。

    あ。お題からははずれまくりですね。
    生きてるだけで幸せです。

  • 体が暖まると、心もホワッと温まりますよね。
    モノはコレを買おうかな?と考えているときが一番幸せですかね〜。
    モノよりココロが大事だと思ってはいるのですが、物欲から抜けきれずにいます。
    幸せの青い鳥は心の中に。

  • これはわたしのことかいな?
    物なんてなくてもなんとでもなることを、最近ひしひしと感じています。
    無ければ無いで工夫もできるし、その工夫が楽しかったりして、工夫がうまくいくと高揚してしまいます。
    こういうのをささやかな幸せというんでしょうか?
    家族や良い友人には恵まれているおかげでおもしろおかしく生きています。
    お金や物であふれた日常をおくっていると、見えなくなってしまうものってあると思いますか?
    鍋は幸せの象徴
    週末は鍋にしましょう。やっと香港涼しくなってきたんですよ。

  • このCM、見事に復活してますね。僕も一緒に口ずさんでいます。
    僕の親は、金銭的な面もありましたが、外食はほとんどなく、自宅で家族揃って一緒にご飯を食べることになっていました。
    その当時は、「外食=裕福」という気持ちが強く、親に対して「レストランに行きたい」と言ってましたが、今となっては家族で一緒にご飯を食べることの幸せを教えてもらった気持ちでいます。
    この幸せをベースに、自分なりの幸せを現在も模索中です。
    まずは、自分の信じた方向に前進していくだけですけどね。

  • 同じタイトルで二度目の書き込み、ごめんなさい。
    m(__)m

    大好きな歌手のハロウィンライブ、とぉっても楽しくて、幸せでした。
    彼のライブの前日は、嬉しくてなかなか寝付かれず、食事も喉をとおりません。
    大人になってからも、ワクワクドキドキと愛をくれるその人に、ファンは「幸せ」を体験させてもらってます。
    「大好き」って気持は潜在的なパワーを発揮させられて、なんでも頑張れちゃうからです。ホルモンの分泌まで変わっちゃいます。
    「愛」って、あらゆるパワーの源だなぁ、って人を大好きになることで学んだ私です。

  • ユリコさん、一番ゲットおめでとさまです!
    ステキですね、自分の喜怒哀楽に制限をかけない幸せ。 あとアウトドア仲間たちと焚き火を囲むなんて、うらやましい。火を囲むのって太古から幸せのDNAに刻まれていそうです。
    ———————–
    はてなさん、一番でなくてごめんなさい。 最愛の人に喜んでもらう幸せは、なによりです。 ごちそうになる側は、照れたりせずに「おいしい!」を連発したいものです。
    ———————–
    昔の同僚さん、「食欲万能主義」は相変わらず健在ですね。 満たされてもまたすぐにお腹がすく、そのエコとは真反対の欲望は、そばでみててもむしろ爽快でした。食べっぷりの良さは、未だ他の追従を許しませんね。
    ———————–
    ぺぺさん、自殺現場の惨状、身がよだつ思いですが、ぺぺさんは別の感情もお持ちのようですね。あちら側に行かれなくて本当によかった。 いいことがあったから楽しい気分になるんじゃなくて、楽しい気分でいるからいいことがあるんですよね。
    ———————–
    nokoさん、「体温が一度上がると病気をしない」といいますね。おっしゃるとおりまさに「幸せの青い鳥は心の中に」、です。もちろん、モノによって幸せになれるのなら、それもよしです。幸せのパターンはいくつもあっていいですからね。
    ———————–
    Junpeiさん、「なければないで工夫する幸せ」っていいじゃないですか! Junpeiさんは仲間を大事にするところがあるから、周りの人たちも「そばにいると幸せな気分になれる」と認識されてるのかもしれませんね。鍋はおいしかったですか?
    ———————–
    mu_ne_2さん、いやあびっくりしました。この記事を書いた直後、たまたまTVをつけていたらあの懐かしいフレーズが・・。かつて「外食」は特別なイベントでしたよね。 今はあんがい逆なのではと思うようになりました。それだけ「家族そろっての夕食」というのが希少になったのかもしれませんね。
    ———————–
    はてなさん、二度目コメント、ありがとさまです。寝付かれないほど楽しいイベントがあるはてなさんに、ちょっぴりジェラシーです。ほんと、よかったですね。大好きな人の存在がパワーの源になるのは、ぼくもつくづく実感します。

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    なおきんプロフィール:最初の職場はドイツ。社会人歴の半分を国外で過ごし、日本でサラリーマンを経験。今はフリーの立場でさまざまなビジネスにトライ中。ドイツの永久ビザを持ち、合間を見てはひとり旅にふらっとでるスナフキン的性格を持つ。1995年に初めてホームページを立ち上げ、ブログ歴は10年。時間と場所にとらわれないライフスタイルを めざす。