「年当てクイズ」というのがある。
「おいくつですか?」「いくつにみえる?」というアレだ。
そもそもわからないから訊いているのに、質問で返すのもどうかと思う。
もちろん高めに答えて相手をムッとさせてもなんなので、たいていは低めに答えるのがお約束。
「えー、実はそんなに若くないんですよ〜」
となればセーフだ。 がごくたまに実年齢より高く答えてしまい、とたんにその場が気まずくなることもあるからややこしい。
歳なんてどうだっていいじゃないかと思うんだけど、日本では相手の年齢によって言葉遣いが変わったり、一概に若く見えることはいいことのように思われているので、この手のやり取りは社交辞令として巷になくならない。
職場が新しくなり、このごろは自己紹介をする機会が増えた。 歳にふれれば、たいてい「思ったより若いですね」といわれる。「年当てクイズ」的にいえば、そう言わざるを得ないのだろう。 お気の毒である。 こういうのもなかなか面倒くさいなあと思う。
このたび体重計を新調した。
前のヤツが壊れてしまったのだ。 理由はもうひとつあって、体重を少し増やしたいと思ったからである。
セレクトしたのはオムロン社製のカラダスキャンHBF-701。
オムロン 体重体組成計 カラダスキャン HBF-701
なんとこれ、体重や体脂肪率はもちろんのこと、内臓脂肪率や全身や体幹、両腕・両脚ごとの皮下脂肪率や骨格筋率まで測れてしまうのだ。 いくらなんでも測れ過ぎなんじゃないかと思うが、この機能があったのがセレクトした理由である。
Wiifitを長く愛用していることもあって、ぼくの基礎代謝はいまや1550kcalにあがった。 20代前半並だ。 いうまでもないけど、基礎代謝とは24時間何もしなくても消費してくれるカロリーのことである。 つまり基礎代謝以下のカロリー摂取なら、運動せずとも太らないですむのだ。
「体重を増やす」のは「太る」のとはちがう。
脂肪を増やさず、筋肉と骨の量で体重を増やすのだ。 かといってムキムキになるのは避けたい。 カッコ悪いし、必要以上の筋肉は敏捷さを失う。
「太らず体重を増やす」には微妙なさじ加減が必要だ。 そのための計測器としてカラダスキャンが役に立ってくれるんじゃないかと思う。
さっそく乗ってみると、カラダ年齢が示される。
「35才」
下手な年当てクイズよりよっぽど気が利いているではないか。
体重もお金も「太らず増やす」ですね
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