ビューティフル・ピープル

世界にはいくつか奇妙なSNSサイトが存在する。
ビューティフル・ピープル(Beautiful People)”もそのひとつ。
このSNSの入会には条件がある。 それは
美男・美女であること。


▲ Beautiful Peopleのトップページ

このイケ好かないメンバーズサイトのことを知ったのは、酔っ払って帰宅し、たまたまテレビをつけたらやっていた深夜番組。 番組ADたちが悪ノリして入会応募をし、すでに入会しているメンバーを取材をするという内容だったと思う。
それにしてもそのひとが美男・美女か、そうでないかなんて、ずいぶん主観的なものじゃないか。 それをどう客観的に判断するというのだろう。 面接? コネ? それとも・・?

選考は写真でおこなわれるようだ。

ビューティフル・ピープルへの応募は思いのほかシンプルだ。
サイトにアクセスしメールアドレスとカンタンなプロフィールを入力、それから自分の顔の写った写真ファイルを一枚。 これだけだ。 面接もコネも必要なし。 なりすまし対策はどうすんのかな? とも思ったが、そこはもう割り切るしかないのだろうか。 サイトを運営するのはデンマークにある会社。 メンバーは世界各国に存在し、日本人もいるし日本語にも対応している。

詳細は公開されず、メンバー限定に徹している。
まるでクラブである。 けれども穴があれば覗いてみたくなるし、秘密があれば知りたくなるのが人情だ。 おじさんの好奇心はときに10代よりもタチがわるい。 美女が多い(たぶん)となればなおさらである。 モノは試しと、ぼくも応募してみることにした。
写真はカンボジア/ビザ申請用に撮ったものを使用した。 変にポーズをとった写真なんて落ちたときにシャレにならない。 証明写真なら安心だ。 落ちたら、こんどはロシア/ビザ申請用に撮った写真でチャレンジすればいい。

選考は48時間におよぶ。
この間ずっと、全世界のメンバーから容赦のない視線を受け、厳しく査定されるのだ。 このサイトを紹介した某ブログによれば、米国人で合格率は30%。 こと日本人に限れば10%程度だという。 うーむ、ほんとうだろうか。

はたして結果は『合格』だった。
評価期間終了後、サイトからはこんなメールが届いた。

BeautifulPeople.comのメンバーが投票を終えました。あなたのプロフィールは多勢のBeautifulPeople.comメンバーからとても魅力的だと判断されたので、BeautifulPeopleネットワークは喜んであなたのメンバーシップが承認されたことをお伝えします。BeautifulPeopleのコミュニティーへようこそ!

要するに出会いサイトか、そんな感じだろうか。
たしかにオフ会でもやれば、さぞ華やかに違いない。 事実「イベント」では、ロンドンやLA、バルセロナなどでセレブパーティが催され、メンバーを招待している。 そういや社交パーティなんてもう何年も出かけてないなあ、とちょっと遠い目になる。 今のぼくはそのへんの居酒屋が似合う、ただのおっさんである。


▲ イベントの案内ページ。参加できるのはメンバーのみ

でもぼくの興味は「出会い」ではなく、どんな国のどんな人達が応募をし、どんなふうに応募者を査定しているか、だ。

サイトにログインすると、左側にメニューが表示され「評価」というアイコンを見つける。 ここをクリックすると「評価待ちの応募者」ひとりひとりの写真が表示され、写真の下に4つの評価ボタンがある。
それぞれ、大変良い、まあまあ良い、まあまあ悪い、大変悪い、といったところだろうか。 どれかひとつを選んで押すと次の人の写真に変わり、直前のひとのは左上に移動し評価結果が棒グラフで表れる。

▲ 正面はこれから評価ボタンを押される女性。左上は評価ボタンを押した直後、4本のうち最上の緑の棒グラフが長い。かなり評価が高いようだ。

なるほど。 このボタンを押すメンバーは世界に散らばる100万人すべてではないだろうけど、そこそこの数の人であることには間違いない。

まあそれにしてもいろんな人が応募している。
すごい美人もいれば、これはちょっと・・というのもある。 男性の応募者を女性メンバーが、女性の応募者を男性メンバーが評価するルールなのでぼくの場合、評価対象はすべて女性ということだ。

▲ 残念な評価だったポーランドからの応募者

思いのほかブラジル人やメキシコ人の応募者が多い気がする。 だが写真の質が悪い。 米国や英国、日本などの先進国からの応募者はさすがに写真の質がいい。 日本人の女の子たちはポーズもさまになっている。 写メやプリクラでの経験がものをいうのかもしんない。 よって全体から見ても評価が高いようだ。 前述のブログで「日本人の合格率は10%」とあったがとんでもない、半分は合格できるんじゃないだろうか。

▲ 評価の高かった日本人女性のプロファイル

評価をやってみて思ったのだけど、他人をたった一枚の写真だけで判断するのはそれなりに罪悪感のようなものが伴う。 が、同時に人は人やモノをランク付けしたい生き物だし、他人に評価されたいのもまた事実だ。 「他人をどう見るか」は「他人にどう見られたいか」の裏付けでもあるのだ。

ポーズのつけ方がすごくてつい笑ってしまう写真。 化粧なのかスタンプなのかわからないような顔写真。 明らかに女装している写真、フォトショップでいじりすぎちゃってる写真もあり、これらはいくら美人でも「大変悪い」の票が多い。 二人が写っている写真も、評価不良。
メンバーによる評価は案外公平なのかもしれない。


▲ ちょっとどうかと思うがブリーフ男

ということで誰かチャレンジしてみてください。
わりとおもしろいかもしれません。

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6 件のコメント

  • なおきんさん、お久しぶりです。素敵なサイトのご紹介をありがとうございます。私は興味がありませんが、一つだけ気になるのは芸能人もこれに参加してるのかしら?と言うことです。誰か知ってる人はいましたか?もしも日本のBeautifulな人が集まる時は、是非とも報告をお願いします。

  • こんにちは、なおきんです。
    いつもコメントをいただきありがとさまです。だのに、お返事が滞っていてごめんなさい。そのせいか、お題のせいか、ここもだいぶさみしくなりましたね。日本列島は明日から一気に冷え込むようです。どうか暖かくしておすごしくださいね。

  • なおきんさんがdating websiteに登録。ニュースですね(笑)。
    出会いが目的じゃないって言ってても、「どう? 会いませんか?」なんて来たら、parisとかで会うんでしょうか、いや、tokyoだったら。。。どうしますか? 会いますよね。感想をぜひ記事に(笑)。

  • またもや登場でスミマセン。
    なおきんさま、ここが寂しくなったのは、返コメのせいでも、お題のせいでもないと思いますYO。なおきんさんの負担にならないように、読者がコメントを控えているせいではないかと。

    なおきんさんも、お風邪など召しませんように。

  • ハハ、うける!こんなサイトあるんですネ^^『どうかと思うブリーフ男』、確かにどうかと思います(笑)このサイトにあえて入って潜入捜査しちゃう遊び心のあるなおきんさんが好きです^^

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    なおきんプロフィール:最初の職場はドイツ。社会人歴の半分を国外で過ごし、日本でサラリーマンを経験。今はフリーの立場でさまざまなビジネスにトライ中。ドイツの永久ビザを持ち、合間を見てはひとり旅にふらっとでるスナフキン的性格を持つ。1995年に初めてホームページを立ち上げ、ブログ歴は10年。時間と場所にとらわれないライフスタイルを めざす。