デジタルだからこそアナログ

フォトブックを注文してみた。
自分の撮った写真を自由にレイアウトし、そのまま「写真集」として製本するというサービス。注文やデータの渡しはすべてネットで行われる。あらかじめテンプレートが用意されていて、10分ほどで作ることもできる。もちろん、じっくりとこだわりの一冊を作ることも。判型や表紙をハードにするかソフトにするかなど、予算やスタイルに応じて選べるのもいい。

かつてないほど人類がカメラを持つようになった時代。だれでも気軽に写真が撮れるようになった。カメラの性能もどんどん上がり、ソフトも豊富でカンタン。でも撮った写真はデータで保存され、ほとんどの場合、液晶画面で見ることになる。それもいいのだけど、写真はやっぱり紙に印刷されてこそ本物という気がしないでもない。とくに美しくレイアウトされた写真なら、できれば紙で持っておきたくなるものだ。ひと手間かかっているぶん、ありがたみが違う。

昨年の夏に訪れたコーカサスの国々。
実は旅に出る前から、そこで撮った写真でフォトブックを作ろうと決めていた。それで作ってみたら、やっぱりよかった。パソコンで見るより格が違ってみえる。同じデータのはずなのに、写真の質が上がり上手に撮れたように感じられた。


▲ こんなふうにしてアップルから届く

幸いなことに写真好きの父親を持ったため、自分の子供の時の写真は全て写真アルバムに収められ、大事に保管されている。昭和の時代にデジカメはなかったから、写真はすべてプリントされ、アルバムにペタペタ貼られている。台紙がいささか変色し、シミまでついてるが、それも含めて親には感謝している。いまの子供がやがて大きくなって親に感謝するにしても、紙の写真アルバムは有効であると思う。


▲ ページいっぱいに広がる写真、フチもなし


▲ 画面より紙のほうがじっくり見れる気がします

ぼくのフォトブックはApertureというソフトで編集し、フォトブックサービスAppleに注文した。注文して4日後には送られてきた。早くてなかなか便利である。難を言えば、値段が少し高い。大判70ページのボリュームで一冊、7000円近くもした。色々と調べてみると、もっと安いサービスもあるようだ。円安が進み、紙もインクも値上がり傾向にあるから、この先それほど下がらないかもしれない。


▲ テキストはイラ写の記事を転用。地図をそえて旅の軌跡も


▲ キャプチャーもいれて、臨場感を醸し出します


▲ いろんな出会いもありました

今回作ったフォトブックはオトンにプレゼントしようと思う。
70を超えるオトンはいまも趣味で写真をやる。ときどき自分の撮った写真を額に入れ、ぼく宛に郵送してくる。その御礼返しにしようかと。小さなメモを同梱し「あなたの持つ大事な才能をひとつ分けていただきました」と一筆、添えて贈ろう。と思ったけど、思った瞬間、赤面したのでやめました。ふつうに「お元気ですか?」だけにします。


▲ Made on a Mac

主なフォトブックサービス
調べたらAppleの他にもいっぱいあるんですね。Cocoalはいま半額キャンペーンで安くて仕上がりもいい感じ。スタイリッシュな装丁が選べる”Photoback“は96ページもある文庫本サイズも選べて、エッセイ本や俳句本などを作るにはいいかも? かつて写真スタジオにネガフィルムを持ち込んで作っていた時代(いつだそれ?)を思えば、ずいぶんと手軽になりましたね。ちびきち写真集でも作ってみるかな。

どうか、よい週末を!

6 件のコメント

  • うん、面白いですね、なおきんさんの写真。写真は技術も大切だけれども、センスがもっと重要だと思います。自分も諸事情で相当な枚数撮りますが、「これだ」と思うものは数%で、銀塩の頃に比べて無駄コマが多くなってます。「タダ同然」だと考えているから、プロでさえ「数打ちゃ」があって、高性能モードラで秒10枚以上なんて人に限って動体写真が「タコ」が多いのは、機材に頼るからでしょうか。写真はプリントアウトしてまでが写真ですから、なおきんさんの方向は正しいですね。これからもお互い精進しましょう。

  • こんにちは!今回のネタに反応してしまいました。今私もフォトブック作成中なんです。でもこんなに素敵な仕上がりではないけど(苦笑)母が描いてきた水墨画をアルバムにしようと思いまして。。
    私はセンスがないので描いた順に配置しただけなんですが、コメントも入れられたらもっとよかったなぁ。。
    ところで、お父さまへの一筆は赤面もんでも初めの一文がよいのでは

  • 私も弟の結婚式の写真を同社のサービスでアルバム化し
    プレゼントしたことがあります。
    ジミ婚で業者のアルバム制作は頼んでいなかったのでとても喜ばれました。
    ハードカバーにするとブックカバーもついて高級感が増しますよね!
    自分の旅の記録もアルバムにしたいと思いつつ後回しに…
    紙媒体、じっくり見たい時にはやはりいいですね。

  • スゴイ!!
    個人のアルバムの域を越えていますね!
    本屋さんに並んでる素敵な写真集のレベルの高さにびっくりしました!!

    ちびきちくん&なおきんさんの写真集も作られますか?

    (*^_^*)

  • 昔の同僚さん、一番ゲットおめでとさまです!
    パソコンのディスプレイがXGAのころ、カラー写真がとてもキレイに見えたものです。90年代なかばのことですが。あれからディスプレイはさらに美しくなりましたが、印刷された写真のそれにはまだかなわないものがありますね。フォトブックを作るにあたり、そうとう写真選びにも力が入りました。ディスプレイのそれとはかかるコストが違いますからね。
    ——————————-
    PHOO主婦さん、
    すばらしい!お母様が描いてきた水墨画をアルバムにされるだなんて。一生ものですね。ちなみに実家にフォトブックを送ったあと、オトンはお返しにと、どっさりパネルにした自慢の写真を送ってきました。手紙の同封もなく。やれやれヘンな親子です。
    ——————————-
    riesenmausさん、
    弟さんの結婚式の写真をフォトブックにされたのですね。きっと喜ばれたことでしょう。ハードカバーの仕上がりもいいですよね。データは残るから、必要に応じてオンデマンドプリントが出来るのもいいですよね。汚したり無くしたりしても大丈夫。
    ——————————-
    はてなさん、
    いえいえ本屋で市販されているアルバムには遠く及びません。ただ、一冊にまとめるとなんだかそれっぽくみえるものですね。機会があれば是非試してみてください。ところで、なんどかいただいたメールに返信するのですが「不届通知」で戻ってきます。たぶんセキュリティのせいですね。

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    なおきん

    なおきんプロフィール:最初の職場はドイツ。社会人歴の半分を国外で過ごし、日本でサラリーマンを経験。今はフリーの立場でさまざまなビジネスにトライ中。ドイツの永久ビザを持ち、合間を見てはひとり旅にふらっとでるスナフキン的性格を持つ。1995年に初めてホームページを立ち上げ、ブログ歴は10年。時間と場所にとらわれないライフスタイルを めざす。