キレイな男たち

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この日本にも、スタイルのいい男が増えた。

細身のスーツをばしっと着こなし、お尻だってきゅっと上がっている。 20代はもちろん、30代、40代とおぼしき人たちもいる。 もちろんそうでない男たちもいるにはいるけど、少なくても10年前、20年前の街の風景はこうではなかった。 当時のファッションセンスを割り引いても、いまほど洗練されてはいなかっただろう。

どうもビジネスマンはキレイになる傾向にあるようだ。 メタボ、メタボと世間は騒がしいし、世界の先進国はどこもデブが増えているのだけれど、日本においては肥満度はむしろ減っている。 もしかしたら、それは細身スーツが流行しているかもしれない。 しまったウエストや美脚はもう、女性だけが追う目標ではないのだろう。

驚いたのは男性インナーウエア。
足首を細く見せる、ウエストを細く見せる、お尻を上げて見せるなど、補正機能型が各社から発売していて、しかも目標を大幅に超える売れ行きなのだということだ。

そこまでしてモテたいのか!?

などと思うのは、ぼくがオヤジだからなのだろう。
さまざまな市場調査資料に触れるにつけ、実はそうでもないらしいことがわかってくる。 できるスマートなビジネスマンを目指すには、まず「周囲から浮かないこと」が大事なんだそうだ。 個性的ではなく、当たり障りのないキレイめのスーツを着こなすことで、言わば「空気が読める」人間だということをアピールしているのかもしれない。

■ コミュニケーションで気をつかうこと
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【2008 McCann Erickson Japn Inc. 調べ】

周囲と衝突するリスクを極端に避ける傾向があるのは、もともと日本人にありがちである。 「香りが色めき立つ」よりも、無味無臭であることが重要なのだ。 こうしてできるだけ角を立てないようにして、周囲に受け入れてもらう。 それが近年、こと小泉政権以降、増殖しつつある日本人のコミュニケーションのあり方である。 個性を表出して浮くより、周囲に溶け込んでいるほうが、なにかと自己責任を問われやすい環境においては都合がいいのだろう。
過当競争はむしろ男たちから個性を奪った。
何よりもリスク軽減。 キレイめの男たちが増えている背景には、わりと後ろ向きな心理が見え隠れする。

「せーかいでひとつだけのは〜な♪」
そう歌いながらも、結局のところ「たくさんある花のひとつ」でしかない悲しさ。

 

キレイな男たちは確かに増えた。
でもそれがカッコいいかどうかは、また別の話だ。

 

8 件のコメント

  • 全てにおいて角が立たないことを要求されるのって、疲れますよね。でも、きれいな男性を見るのは実は大好きです(笑)。雑誌のまねじゃない自分らしいアレンジで、かっこよく着こなしている人を見ると、あ、素敵! なんてじーっと見つめてしまいます。個人的には、細い人も、中肉中背の人も、丸めの人も、基本的に引き締まった体型の人に私の視線は泳いでしまうようです。長瀬智也、玉木宏タイプが好みですね、って、聞かれてませんが。。なおきんさん、私、きれいな男の子が増えて喜んでます(笑)。

  • ん゛〜〜〜。たしかに最近の流行の細身スーツ・・・私は熊系♂ばかり見慣れてるので、どんだけ細い脚なんぢゃ!?と気持ち悪く見ています。
    そんなスーツで仕事はできるのかぁ?ココロも痩せ細ってんじゃねぇ? と思うも、人は見かけが良くなきゃ とも思う。
    要するに その人を判断するにはやっぱり付き合ってみないと「カッコイイ度」は計れないってことですね。
    あたりまえだのクラッカー♪  でした。

  • 初めてコメントを書かせていただきます。読んでいてちょっと悲しい気がしたので・・・私、日本の女性はみんな同じような流行を追っていて、髪型も服装も、私にとってはみんな同じに見える〜〜と思っていましたが、良く考えたら、日本の男性アイドルも(若手の歌手や俳優)そういえば、私にはみんな同じに見えていたのに気がつきました。マスメディアに踊らされている悲しい現実に気がついて、もっと自分を外に押し出せる社会を作っていって欲しいです。メタボに気をつけるのは良いことだと思いますけど・・・。

  • 恭喜發財!
    今年も寒い旧正月となりました。
    日本の男性かっこよくなっていますね。
    メタボにも気をつけ、体をかっこよく見せる服装を着てそれはそれですばらしいことだと思います。
    でも、日本人の空気を読まないといけない雰囲気は少々疲れますね。私は結構思ったことをすぐに口に出してしまうタイプなので日本人独特の人間関係にはもう戻れないかもしれません。
    娘も香港に戻ってきて多国籍な友人に囲まれて過ごしています。そして日本人同士の空気を読まなくちゃいけない雰囲気は疲れると言っています。
    自分を抑えて和(輪?)の調和を乱すことの無いつきあいって、なんかちょっと嘘っぽいですものね。
    でもちょっとした言動で傷つく人が多いのも日本人の特徴かな?もっと強くならなければいけませんね。

  • 当たり障りのないきれいな男たち。こぎれいさを男に求める勘違い女たち。なんかヘン。
    今日は新しく立ち上がる部署の会議があって、私も参加していたんですが、そのなかのあるやり取りを聞いて、「バカなんじゃないの」と暴言を吐いてきました。
    きっと明日中には全部署に私の悪口が流出すると思われます。でも別にいいです。よりよい仕事をするためにはKY上等です。
    今の男性は、言いたくても言えないセリフだったかもしれません。それがお気の毒です。

  • 宝塚の男役風になってきたように思う。ヒゲのないレッド・バトラー(笑)チャールズ・ブロンソンには似ても似つかず、アラン・ドロンには及びもせず・・・やがてどんな爺いになるのか楽しみじゃ。

  • 好きなタレントは石塚氏。イイナと思うのは芝居小屋系のアクの強い人。不細工キャラだったらもっと最高。
    オスはあくまでもサンプルですから、いろんなのが取り揃えられていてこそ、です。
    そういえば昔からスーツ着ててサラリーマンってだけで私のストライクゾーンからは外れてたなぁ。。
    外れ値だけで成り立つ社会は怖いけど、外れ値がないと社会の健全性も保たれません。外れてない人もそれでヨシ、外れてる人もそれでヨシ、と思うようにしています。自分の社会不適応の言い訳も含めて。
    空気読めない人と一緒にいると楽ですよ。あ、これもアリかあ。って。読んで読んでそれでも適応はイマイチできなくて疲れ果てる自分があっさり肯定されます。そんなことせんでええ、って。

  • ぱりぱりさん、一番ゲット、おめでとさまです!
    >私、きれいな男の子が増えて喜んでます(笑) <あはは、よかったですね。そりゃまあ、醜い男子が増えるよりはずっといいですよね。受け売りでない、自分をしっかり持っている男が増えることを願って・・。(ていうか自分はどうなんだろう?)
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    おかみっちょんさん、「みかけ」もいいけど、やっぱり「中身」。それもつきあってみないことには、「?」ですよね。 そりゃまあ、そうですね。ルックスと中身は相反するのか、それとも比例するのか? 悩ましいところです。
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    ぷうさん、初コメント、ありがとさまです!
    「男子も女子もみな同じに見える」というのも残念なことですね。とくに日本人は同調主義というか、周りと同じでないと不安になるというか、 まあそんなところがありますよね。 「ココロも痩せ細る」って、なんだかイヤですよね。
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    Junpeiさん、恭喜發財!「空気を読み切れない」ぼくは、帰国したばかりの頃はずいぶんイタイ思いをしました。まあ、いまもですけど。 娘さんはその辺のことをとても敏感に感じるでしょうね。 相手を疲れさせないように自分が疲れている。そんな光景に疲れちゃいます。
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    Yulicoさん、いやあすごいですね。会議での「バカなんじゃないの」発言。まあ、本当にバカみたいな会議だったんだと思いますけど。 空気を読みすぎて、全員バカになるより、ずっとマシだったんじゃないでしょうか。いやはや、おつかれさまでした。
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    じゅん爺さん、老してみれば「あぶりだし」のようにバレちゃうでしょうね。見かけだけで作られていたものは。 ヒゲのないチャールズ・ブロンソンって想像つかないです。う〜ん、マンダム。
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    はるさん、不細工キャラ好きということで、ある意味健全ですね。 >外れてない人もそれでヨシ、外れてる人もそれでヨシ <ぼくもつくづくそう思います。「いろいろあって、みんなイイ」 ですね。 あえて外す、というテクも含めて。

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    なおきん

    なおきんプロフィール:最初の職場はドイツ。社会人歴の半分を国外で過ごし、日本でサラリーマンを経験。今はフリーの立場でさまざまなビジネスにトライ中。ドイツの永久ビザを持ち、合間を見てはひとり旅にふらっとでるスナフキン的性格を持つ。1995年に初めてホームページを立ち上げ、ブログ歴は10年。時間と場所にとらわれないライフスタイルを めざす。