オフィスが銀座のど真ん中に移って以来、視界に入り込む女性の割合が大きくなった。 銀座という場所は、あらためて女性の多い街なのだなあ、としみじみ思う。
ためしに男性と女性のどちらが多いか、昼休みをつかって数えてみることにした(わりとヒマですね)。
すると意外なことに、女性のほうが2割がた少ない。 これなら、渋谷や青山あたりのほうが女性の数はずっと多いのではないか。
ならばなぜ、女性が多く感じられたのか?
オフィスに戻る途中、そんなことをぼんやり考えつつ歩いてみて、はたと気づく。
「女性」を強く意識させる女性が多いのだ。 銀座は。
つまるところ、ファッションなのだ。
着ている服や、化粧。 歩き方やしぐさ、それらが漫然と女らしさを醸し出しているように見える。
おそらくそれは銀座という「器」がそうさせるのかもしれない。 おなじ畑でとれたキャベツでも、ツルカメ屋と明治屋とでは、格が違って見えるように、銀座もまた女性を格別なものにさせるのだろう。
そんな魔法が銀座には、ある。
もちろん、それだけではない。
そこにはなにかしら、「こうあってほしい」と男が望むファッションをまとっている女性が多いということだ。
スカートに白いブラウス、または襟付きのシャツ、ジャケット、ハイヒールといった、とてもベーシックなもの。 それ自体、奇抜なものでもゴージャスなものでもない。 ひらひらのフェミニンスタイルでもない。 乙女チックなものでは、さらさらない。
個性を主張せず、ぴしゃりと抑制され、知的でコンサバティブ。 実はそれこそが男にとってセクシーさを感じる部分である。
概して男たちは、自分の持つ経験値や感覚値からハミ出ない女性ファッションに安心するところがある。 生まれて初めて女性を意識する対象が、女教師やクラスの女の子、あるいは母親だったりするからかもしんない。 彼女たちが身にまとっているのはどれも、コンサバな服装である。 そのほうが、自分を受け入れてくれそうな安心感を抱きやすいからだ。
冒険よりも安心感、一般的な男は女性のファッションについてそう願う傾向が強いと思う。 女性から自ら脱いでくれそうな解放的なスタイルよりも、男が脱がせたいと思わせるような禁欲さ。
冒険はその服を脱がせたという達成感こそに、ある。
昼の銀座の街にはそんなコンサバ・セクシー系の女性たちが闊歩する。 日が暮れてみれば、こんどは一転、着物や背中が広く開いたロングドレス系の女性たちとすれ違うことになるのだけれど。
いやがおうなく女性が視界に入ってくる魔都、銀座。
それはさておいても、コンサバ・セクシー系はモテるはず。
社内でも、あなたを見る目が変わるはず(たぶん)。
■ 膝からジャンプ!
△ よくみると不思議な写真。ちびきちから人の足がはえ、それを左右の犬たちが支えています。(保育園にて)
男性の考える女性らしいファッションと、女性の考えるそれとは若干、ズレがあるように思います。 まあ、媚を売る必要はまったくないですけど、こんな世の中ですから、もう少しずつ歩み寄ってもいいのではと思いました
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