いまさら聞けない「二の腕」のこと

どうもぼくは基本的な知識が欠けている。

例えば「二の腕」のこと。

てっきり「両腕」を意味するものだと思い込んでいた。だから「二の腕がたるんでねえ」などと耳にするたびに、腕が2本あるのはあたりまえなのに、どうしてわざわざ「二の腕」などというのだろうと不思議だった。

それが「上腕」を意味するものだと知ったのは、実はそれほど前のことではない。自分でまちがいだったと気づいたので、さいわい人前で大恥をかくことはなかったが、いまこの場でバレた。間違えてました。ごめんなさい。

「二の腕」が上腕なら、じゃあ「一の腕」はどこの部位か?とただちに疑問がわく。知る人に聞いて、意外なことがわかった。もとは「一の腕」こそ上腕ぶぶんであったのだ。代わりに「二の腕」は肘から手首、つまり前腕のことを言った。いつのまに入れ替わってしまったのだろう? いや、入れ替わってすらしてない。上腕は「二の腕」に置き換わり、気の毒な「一の腕」は押し出され、使われなくなったのだ。だれに惜しまれることなく。きっと語呂がわるかったのだろう。

たるんだ二の腕のことを「ふりそで」というらしい。こういう日本語が絶妙である。子供のころは祖母といっしょに風呂にはいり、よくこの「ふりそで」で遊んだものである。ひっぱると伸びるので楽しかった。しわしわのおっぱいでも遊んだ。さきを指でつまんで、上下に揺らし、びたびたびたと水面をたたいた。祖母は笑っていたが、笑っていなかったかもしれない。

垂れていい。
そのうち孫ができれば
よろこんでくれる。

6 件のコメント

  • もうおかしくておかしくて………!
    夜中に笑いがとまりません。
    (≧∇≦)

    なおきんさん、ユーモアありすぎです。

  • 私も、二の腕、人が言うたびに、「ちゃうで、それ慣用句や、それ一の腕やで、辞典読んでみ。ま、二の腕言うの問題ないけど」と、いつも言うてました。印刷媒体であれ、何媒体であれ、このこと、私としては、このこと言うてるの初めて見ました。私の状況とは、ちょっとちゃいますけど、ごっつあんです。
    香港チークガール、ラマには住んでおりません。ちょっとした縁で、いっとき薄扶林で教えてました。もう少しでパートタイム警官やれるとこまでいってたのですが、大陸人うっとおしいので、とっとと、見切りました。奈良は法隆寺の近くで先祖代々の田んぼ耕してます。

  • ほんとに??楽しい。もっと知らなかったこと、教えて!?あ、まだ知らないと、書けないね(笑)。

  • プッとふきだしたら、リビングにいた娘がなになに?とやってきました。
    お祖母さま、なおきんさんとお風呂に入るのは楽しかったでしょうね。
    わたしの従妹は、母親のたぷたぷした上腕をつまんで、
    「ぬかみその表面みたいで気持ちいい〜」と
    恍惚の表情を浮かべてましたよ!
    わたしは孫が生まれる予定はありませんが、
    そもそも垂れるほどの大きさがない人はどうすれば・・・

  • はてなさん、一番ゲットおめでとさまです!
    すみませんが、自分ではどこがおかしいのかよくわからないのです。きっと笑いのツボがさえているんでしょうね。ありがたいです。ひろってくれて。
    ―――――――――――――――
    香港チークガールさん、
    知らなかった、と焦り、みな間違えて使ってんじゃん、と開き直りました二の腕。でも正しく知っていたんですね。すごいです。ずっとラマ島に住んでいるものとばかり思ってました。どうしてだろう?訂正ありがとうございます。法隆寺のそばとかいいところに住んでられますね。
    ―――――――――――――――
    さっちゃん、
    ありがとう。たしかに「知らなかったこと」って、知るまで知らないままだね。(変な日本語)またなにかあれば、のせるね。二の足を踏む、とか。
    ―――――――――――――――
    ユーリさん
    いい娘さんですね。娘さんの感想、亡くなった祖母に伝えたいくらいです。ぬかみその表面のような上腕、ぼくもつまんでみたくなりました。すみません。

  • お返事ありがとうございます! 
    はい。
    かわいくてとってもいい娘です。
    でも、二の腕が「ぬかみその表面」なのはわたしではなく、
    「従妹の母」です〜。
    わたしはけっこうな筋肉質なので、ちょっとタイプが違います〜。

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    なおきんプロフィール:最初の職場はドイツ。社会人歴の半分を国外で過ごし、日本でサラリーマンを経験。今はフリーの立場でさまざまなビジネスにトライ中。ドイツの永久ビザを持ち、合間を見てはひとり旅にふらっとでるスナフキン的性格を持つ。1995年に初めてホームページを立ち上げ、ブログ歴は10年。時間と場所にとらわれないライフスタイルを めざす。