「自分らしさ」はどこからくる?

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「自分がなぜそれが好きなのか」
その理由をうまく説明できない。

 

たぶんそれは
「好き」の理由を、あとから作ってしまうからなのかもしれない。 「自分が選んだから好き」だというふうに。

脳医学ではそのことを「選択盲」というんだそうだ。
自分が何か(誰か)を好きになり、選んだとしても、その理由や原因については意外と把握できていない。

もちろん、好きになる理由や原因はちゃんとある。
よく「生理的に嫌い」というけれど、実は本人が把握していないだけで、これまで重ねてきた経験の記憶がそう判断させているものだ。
同じように「好き」についてもそうなのだろう。 ただ誰かにこのことの理由を説明するのはなかなかしんどいものがある。

 

「好きなもの」、「嫌いなもの」
多くの選択肢の中で、自分が選んだり選ばなかったりしながら、知らず知らずのうちにぼくたちは「自分らしさ」を確認していく。

ということは、つまり
「自分らしさ」とは、内側からにじみ出るというよりは自分をとりまくいろいろな選択や関係性によって作られていくのだろう。

 

だからこそ、経験や学習が必要なのだ。
ある程度の年齢を重ねないと「自分らしさ」というものは見えてこないと、ぼくは思う。

だから、
経験が一定量に満たない10代や20代のひとたちが、したり顔で「自分らしさ」に語っていたりすると、なにやらうさん臭く思えてくる。

 

おまけに、いまの20代はあまり冒険をしなくなったといわれる。
「不況」だの「不安」だのと語られる理由は多い。 でも、それらはなにも今の時代に限られたことじゃないんじゃないか。 肝心なのは時代のせいにしている間に、ときはどんどん過ぎ去っているということだ。

 

思うに、「冒険」こそは経験値を高めてくれる。
ちょっと寄り道するとか、新しいことを始めるとか、知らない人に会うとか、そういった日常の「ちいさな冒険」の積み重ねが「自分らしさ」を彩っていくに違いない。

などと、きょうはやけにおじさん説教っぽい内容。 すみません・・・

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7 件のコメント

  • 毎日が冒険だらけのさっちーです。そうだね、誰かや何かを好きになったとき、どうして好きなのか、理由をあげることができたとしたら、逆にそれほど好きでないのかもしれないね。ほんとに好きとか嫌いって、理屈より先に来るなー。

  • 自分らしさっていっても、他人との相対的な関係の中で出来上がっていくものなんですね。そういわれて初めて気がつきました。比較ないしは差異のないところに「自分は」っていう発想はあり得ませんもんね。

    私は今まで、この人は優しいから好きだというふうに、理由がまずあって、それから人を好きになっていったように思います。これが普通と思い込んでいたようです。でも、いろいろ考えて、私はまだ本当の恋愛をしたことが無いのだという結論に達しました。そろそろ変え時かも、ですね(笑)。

  • あ〜。ワタシも同意。おばさんでごめんよー。
    確かに20歳やそこらで「自分らしく」と言われても、そんなのただの自分勝手じゃん などと思ってた自分はひねくれ者なのか、若さに嫉妬してるのか とチョッピリ卑屈だったでした。今日から胸を張って生きていけます。やっほー。なおきんさん ありがとー!
    それにしても 店員の「いとうさん」カラダつきのわりには二の腕が細くてうらやましい。。。

  • 別に意識して生きて来たわけで無いけど、自我が強いからユニークな人間になっちゃったのかなぁ・・ってのはあります。 面白いのは、ほとんど周りの日本人、今のイメージと年齢で相手を判断してしまうこと。 やはりある意味で経験不足なのかな?

  • 「冒険」をするって尻ごみしてしまってきてるなぁ私
    確かに、昔はかなり遊んだとかいう方って、懐の深さや共感や理解力があるなぁって感じます、だから人としてすごく魅力的に感じられたり(*^_^*)
    自分自身そうじゃないから、ついつい年下の人と付き合うのに腰がひけてしまうんですよね(+o+)
    なおきんさんは、ブログ読んでも懐の深い人なんだろうなぁって感じます!

  • 本当の自分。
    あたしの場合、最近それを取り戻しつつあるようです。
    今までの人生、家庭でも社会でもずっと構え続けていたファイティングポーズのガードを下げたら、弱い自分を認められるようになってきたというか許せるようになってきたというか・・・って感じです。
    あたしの場合の冒険って、振り返ってみて初めて、「あ〜ら断崖絶壁だったのね〜」「切れそうなつり橋で渓谷を渡ってたのね〜」って気づいたり気づかないまま先に進んでたりなんですねぇ。
    だから友人はみんなはらはらしてあたしを見ているようです。よ(´∇`)アハー

  • さっちゃん、一番ゲット、おめでとさまです!
    ホント、好きになるのって理屈じゃないよね。理由があったとしても、あんがい好きになった自分を正当化するために作られた理由だったり、とかね。
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    ぱりぱりさん、そうなんです。好き嫌いはわりと相対化されちゃうんです。 人は大好きになった人の前で、なぜそうなったか理由を考えられるほど余裕はないんじゃないかと。そういえば優しい、そういえば目がキレイ、そういえば声もいい、といったふうに。「そろそろ変え時かも」って、まさか!?
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    おかみっちょんさん、「自分らしさ」を語れるのは年相応になってからです。 いまなら(?)だいじょうぶ。ぜひ、堂々としていてください。 「いとうさん」の二の腕は、体つきに比べいくぶん貧弱です。 もう少し肉付きがいいほうが、ぼくは好きなんですけど。
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    たまやんさん、人は誰かを判断するときになにかしらの「平均値」を必要をするんだと思います。 年齢、血液型、職歴、学歴・・・それはある意味、相手を自分で判断できる自信がないからかもしれませんね。
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    HARUママさん、結局のところ人は自分の体験や経験の中からでしか学べないのかもしれませんね。だから、人の痛みを知るには自らの痛みが必要だったり。懐の深さというのは、つまるところどれだけシーンを重ねてきたかということなのかも。
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    Yulicoさん、「本当の自分」を取り戻しつつあるとのことで、よかったですね。周りから見るとあぶなかしくても、ちゃんと自己判断のもと、やり切ってきたわけですね。 弱い自分を認めてあげると、すごく生きやすくなりますね。虚勢を張るのはしんどいし、敵を作りやすいですから。

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    なおきん

    なおきんプロフィール:最初の職場はドイツ。社会人歴の半分を国外で過ごし、日本でサラリーマンを経験。今はフリーの立場でさまざまなビジネスにトライ中。ドイツの永久ビザを持ち、合間を見てはひとり旅にふらっとでるスナフキン的性格を持つ。1995年に初めてホームページを立ち上げ、ブログ歴は10年。時間と場所にとらわれないライフスタイルを めざす。