キモチガイイデス

なぜかぼくの通っていた幼稚園はカソリックで、
先生はフランス人だった。先生はなんども
なんども「ひとにやさしくしましょう」
とぼくたちに教えた。
「やさしくすると、よろこばれます」といい、
「よろこばれると、きもちがいいです」といった。
キモチガイイデス、と話す先生は
とても気持ちよさそうだった。

あなたはひとにやさしくしていますか?
ひとの話を聞いてあげていますか?

ひとは、ともすれば他人の意見を否定しがちである。
心や生活が貧しいひとは、とくに傾向が強くなる。
かたくなで、耳を貸さない。 ひとを認めたがらない。

そもそも
ほめられるより、たいてい叱られることのほうが多いものだ。
ぼくも、たいていほめられるよりは怒られているほうだった。
やさしくされないと嘆き、同時にやさしくなれなかった。

社会に出ても、上司に怒られお客に怒られてばかりいた。
あまり認められたこともなく、それでも生きてきた。
どこかで生き方を間違えたのだろうと思い、自己嫌悪になり
ついでに似たような他人に対し、嫌悪した。

やさしくできないひとには、そのような理由もある。

とわかったら話はカンタンだ。
そのひとをほめればいい。
やさしくすればいい。 甘やかすのではなく。

「それでよかったんだよ」
「がんばってるね」
「そこに気付いたとはさすがですね」

相手を認め、ほめる。 やさしくする。
簡単なことではないかもしれないが、
思うだけでなく、ちゃんと口にするといい。

なぜなら、
言葉が考えを作り、人生を支配するからだ。

あなたはきょう、誰かをほめましたか?

こういう記事を書いているときはたいていブルーだったりするからややこしいですね

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すみません、浮気してました。カテゴリー浮気。でもやっぱり戻ってきましたよ「サラリーマン」。「ライフスタイル」はね、なんかちょっと違う感じです。どうちがうかはちょっとみてもらえればわかります。

8 件のコメント

  • すみません今日後輩を叱りました。
    上司に対する態度を見て何なんだと思い
    イラっとなって言いました
    。こんな日は寝つきも悪くて眠りも浅いです。
    ひとは写し鏡。まずは自分をあらためないと。
    明日は彼女をほめます。
    かつてなおきさんを叱ったひとたちも
    こんな夜を過ごしたのかもしれませんね。
    あらためる機会を与えて頂きありがとうございました。
    おやすみなさい。なおきさん。

  • なおきんさん、こんにちは!私の生徒達は丁度、3歳児から4歳児で一番やんちゃな時です。つい先日まであかちゃんの園長のように可愛かったのに、急に人を叩いたり蹴ったり引っかいたり噛み付いたり、唾を吐きかけたり。ある女の子は、お母さんが消防士で朝帰りの日は特に八つ当たりをするそうで、お母さんもどうして良いか分からないと言っていました。でも保育園では人を叩くことをしません。今日はその女の子の顔をひっぱたいた女の子が居たのに、反撃もしませんでした。ひっぱたいた女の子と話をした後、その叩かれた女の子のところに戻り『良く仕返しをしなかったね。本当に偉いよ。先生は貴女を誇りに思うよ。』と褒めたら、目を輝かせて私に抱きついて"I love you!" といいました。お母さんに叱られることが多くなって来ているためか、褒められたことが嬉しかったようで、その後キスをされました。それからまだ足りなかったようで、私の口にキスしようとしたので『私は風邪がまだ治ってないから、口にキスするのはやめようね!』と言って止めました。子供は些細な事でも出来るようになったら褒めています。それが子供の成長を促すと思います。大人も同じですね。長くなりました。

  • なおきんさん、おはようございます。言葉というコミュニケーションは大切ですよね。褒めるのも、感謝の気持ち伝えるのも、意見述べるのも、愛を伝えるのも全て言葉ですもんね。言霊という言葉の通り、心に何か響かせるのは、言葉なんだと思います。だからこそ愛情ある会話を心掛けたいです。何に対しても、愛ある言葉には、優しく温かい素敵なパワーがあると思いますから…。

  • ここのところ自分を掘り下げる記事が多くなりましたね。いろいろ考えるきっかけになります。そして、こういう記事につくコメントも深いですね。じわっときます。

    ところでなおきんさん、文末に貼ってあるランキングバナーがまだ「ライフスタイル」のようですが。私のワン・クリックはどこへ行ったのか気になります(笑)。ランキング・カテゴリーを放浪するなおきんさんを見ながら、欧州を旅する若い日のなおきん青年を想像しています。変わってなさそう、というのが私の感想です(笑)。

  • 人の言葉が全然、心に響かない時があります。
    それが大好きな人からの言葉だとしても…
    そんなとき、私の言葉は、相手にどんな風に届いているんだろう?
    言葉遣い一つでも人は変われると聞きます。
    全ては限られた時間。
    大切にせねばですね。

  • 人は他者に認められることが生きる糧となっていると思います。若い頃は、自分とソリの合わない人は侃々諤々にやり合っていましたが、最近はなるべく相手の誉めれるところを見つけようと「努力」しています。そうすると、相手も自分も「キモチガイイデス」からね♪

    #カソリックの幼稚園ということは、聖歌とかまだ口ずさめたりするんでしょうね〜意外でした☆

  • 「人を誉める前に自分を誉める」そうすれば、「人を誉めている暇が無くなる」で、「誉めると精神的なに負担に感じる人も居るので、間接的ないじめの様なものの防止に役立つ」。いわば、触らぬ神に祟りなし、でしょうか。誉めるのは簡単、その人の真実と誉めた内容がピッタリ重なっていれば良いのですが、ほとんどの場合、3Dのメガネで見る映画のように、専用メガネを外して見たらあら大変、画面全体で輪郭が何重にも見えれうあれと一緒です。要は、「人を下手に誉める位なら、自分を誉めていた方が、罪が軽いし、気が楽」と言う事が言えるのでは?

  • りんごちゃん、一番ゲットおめでとさまです。
    「後輩を叱る」そのこと自体は特に問題はないです。問題は叱りっぱなしだったり、感情的にそうしたようにならないこと。「あなたを認めています」というメッセージは、ほめることだけじゃないからね。いろいろたいへんだろうけど、がんばってね。
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    ぷうさん、「消防士のお母さん」というキャラの登場に、なんだかアメリカを感じました。それにしてもよい褒め方をしましたね。「できたら褒める」という教育者のクレドをちゃんと実行されていることに、頼もしくもあり、ステキなことだと思いました。いい話をありがとう!
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    ルナママさん、言葉のコミュニケーションは大事です。特に対面でのそれは。「言葉がなくても伝わる」ものはいろいろありますが、相手の受け取る言葉をちゃんと考慮しながら、言葉を伝えることのできる人をぼくは尊敬します。愛のある言葉はパワーがありますね。
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    ぱりぱりさん、そうですね。このコメント欄にはホント救われる思いです。しばらく内面的な記事の更新が多いですが、いろいろ時期的な要素もあるのかもしれません。ランキングカテゴリーは、共感できるブログができるだけある場所にしたいので、わりと一生懸命吟味するんですが。それとは別にしても旅はダイスキです。この夏も一人旅に出かけたいと虎視眈々と・・(笑)
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    faithiaさん、「大好きな人からの言葉」ですら心に響かないとのこと。でも、大好きな人だからこそ心に響かないこともあるんじゃないかと思います。 それはまた相手も同じ。 共振ということばがありますよね。 「震わせる言葉遣い」を大事にしていきましょう。
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    riesenmausさん、「気持ちよくありたい」のはお互い様。 もちろんそれがコミュニケーションの目的ではないけれど、相手へのリスペクトのない会話というのは薄っぺらいし、誤解や疑惑が生まれやすいもの。 さて、ぼくは幼稚園はカソリック、中学校は仏教校でした。いったい何を考えてたんだか・・。
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    昔の同僚さん、>「人を下手に誉める位なら、自分を誉めていた方が、罪が軽いし、気が楽」< そんな裏付けもあってか、ぶれることなく実践されてましたよね。 あの都合のいい解釈には、飽きれるやら感心させられるやら(笑) でも、一理あるような気がしました。深いですねー。

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    なおきんプロフィール:最初の職場はドイツ。社会人歴の半分を国外で過ごし、日本でサラリーマンを経験。今はフリーの立場でさまざまなビジネスにトライ中。ドイツの永久ビザを持ち、合間を見てはひとり旅にふらっとでるスナフキン的性格を持つ。1995年に初めてホームページを立ち上げ、ブログ歴は10年。時間と場所にとらわれないライフスタイルを めざす。