洗髪は上向き?それとも下向き?

「おじさんのくせに」と思われそうだけど、髪は美容院で切ってもらう。だから洗髪は上向きである。理髪店ではこれが下向き。ぼくはことのほか「下向き洗髪」が苦手である。洗い水が目や鼻に入りやすいし、それに斬首を思わせるものがある。ぼくが床屋でなく美容院に行くのは、ほとんどこれが理由である。このことを知り合いに話すと不思議そうな顔をされた。

家で洗髪するときも、もちろん上向きである。
しかもシャワーを背にして立ち、のけぞるようにして洗う。シャワーの位置が低いとマトリックスかリンボーダンスのようになるのだろうが、わが家のシャワーは位置が高いのでその心配はない。心配することじゃないのかもしれないが。


▲ 髪を洗うときの体勢


▲ 参考資料:映画 Matrix より『弾避けシーン』

日本に戻ってきて、最初に感じたのはシャワーの位置が低いこと。とくに銭湯や温泉などでは鏡にむかって椅子に座り、全員が下を向いて髪を洗っていることにびっくりした。「びっくりするおまえにびっくりだよ!」と友人はいうが、ひとりくらい仰向けで髪を洗っている人がいてもいいじゃないかと思う。

むかし、美容院の店員に「なぜここでは上向きなのに、理髪店では下向きなのか?」と聞いたことがある。髪を洗われている顔を見られるのは恥ずかしい。だから本来なら下向きにすべきなのでしょうが、とその店員は言う。美容院は女性が多いから妊婦もいらっしゃる。だから圧迫感を与えないよう、上向きなのだと。なるほど、納得である。「斬首を思わせるからというのは?」念のため訊いてみたが、そういう人はお客さまが初めてですときっぱり言われた。ちなみにあなたは、上向き派? それとも下向き派?

下向き派の人は注意が必要だ。
熱いシャワーは皮膚を柔らかくする。その柔らかくなっているときに下を向き続けていたらどうなるか? 宇宙にはないが、地球には引力がある。皮膚が弛緩したところににもってきて、頭の皮膚までが下へ、顔のほうへだらんと垂れてくる。もちろん1回のシャワーがもたらす変化は微々たるものにちがいない。だが習慣というのは恐ろしいものだ。一回につき0.01ミリも垂れれば、一年で3.6ミリになる。もちろん若いうちは回復もする。だが回復の源コラーゲンは40代になると、20代のころの半分しか作られなくなり、その後も衰えるいっぽうである。そのうち10年で3.6センチも垂れてしまうかもしれない。加齢とともに顔はたるむ。しかたないが、わざわざ勢いづかせることもないだろう。

もしこれまで下向きで洗髪していた人は、気分を変えて今日から上向きで洗ってみてはいかがでしょうか? ついでに気分も上向きになるかもしれません。


ターゲットはいつも、上にある

8 件のコメント

  • こんばんは。いつも拝見しています。洗髪は下向き派ですが美容院利用なので理容室が下向きのシャンプー台とは知りませんでした!今日の記事を読んで皮膚のたるみ防止に上向き派になろうと思った次第です。ただまんべんなく頭皮にお湯を当てたいので下向きになることは避けられないかな。 なので意識して上向きに努めようと思います。

  • わたしはシャワーを手に持って、ほぼ前向きです。
    天井に近いとこに固定されたやつ以外は、シャワーは常に手に持って使ってるよー。
    みんな、そうするもんだと思ってたわ(笑)

  • 初めてコメントします。いつも楽しく拝見しています。
    私も前向き派です。頭を洗う時にどっちを向いてるかなんて考えたこともなかったです。女性で下向き派は少数なのではと思います。髪の毛の長さがあるのに下向きでシャンプーすると、きっとこんがらがって後でとんでもないことになりそうですから…

    あと美容院のシャンプー台も前向き用のところがありますよね。

  • 私も、シャワーを背にして上向き派です。
    そうすると、とてもスッキリするからです。
    シャワーを背にして洗い流すと、浮腫みがあってもとれてしまいます。

    以前、何かの本で読んだのですが、男性は背中側から前面に向かって、女性は背中側へ向かって気が流れているのだそうです。
    だからシャワーに背を向けて洗い流すと、背中側に向かって気が流れる循環を作るきっかけになるから、スッキリするのかな?と思っていました。
    でも、なおきんさんもシャワーに背を向けてと聞くと、もっと別の理由があるかもしれませんね。
    と、ここまで書いて気付きました!

    髪は後頭部にほとんど集まってるから、シャワーに背を向けたほうがだんぜん洗いやすいですもんね!

    それにしても、積もり積もれば皮膚のタルミの原因とは!
    歯の矯正も、少しの力で毎日少しずつ形を変えていくワケですもんね。
    そうと知ったら、ますます上向き派を続けます。
    ついでに肌の手入れのリフトアップも毎日少しずつの大切さを噛み締めて、疲れてるときこそサボるのは思いとどまろることにします。
    毎日ちょっとずつって、大切ですね。

  • なおきんさん、こんばんは!

    イラストの後の『マトリックス』に噴き出しました。
    洗髪は下向き派です。 弛んできちゃうんですか! それは困ります、早速今夜から上向きで……出来るかしら。
    つい、いつもの癖で下向いて洗いそうです。
    銭湯へ行った人みたいに、シャワーヘッドは固定して下の椅子に座って洗っていました。
    気分を変えることを意識して頑張ってみます(笑)。

    ところで、御サイトを知人に紹介したら私のように記事内容及び、ちびきちクンを気に入って「お気に入り」に入れていました。
    どうぞよろしくお願いしまーす!

  • お久しぶりです。いつも拝見していますが、久しぶりに私にもコメントできるテーマをありがとうございます!24年前の仏映画「髪結いの亭主」はご覧になったことはありますか?確か冒頭は主人公が少年時代に豊満な美女の理髪師に洗髪してもらうシーンから始まります。彼は後にその時に誓った夢をかなえて女性理髪師と結婚するのですが、ここまで読めば当然その時の洗髪が上向きか下向きかはもうおわかりですよね。理髪店の洗髪が下向きなのは日本だけなのでしょうか?男性客がメインの理髪店の洗髪が下向きなのは、理髪師が豊満な美女で上向きだと妄想が膨らみ、髪結いの亭主志願者が増えて日本経済が危うくなるからじゃないでしょうか?と思うのは多分私だけですね。ちなみに私(♀)は美容院で上向き状態で男性に洗髪されるととても緊張して疲れます。妄想しているつもりはないのですが…

  • ごぶさたしています。
    わわわっー!下向き派です(汗)
    以前、天海祐希さんが「上向きで胸を広げるようにしてシャンプーしてるから、肩凝りとか知らないわ〜」とおっしゃっていたのを思い出しました。
    たるみと肩凝り解消の為に今晩から上向きにします!

  • ななしナッシーさん、一番ゲットおめでとさまです!
    初コメントありがとさまです。皮膚のたるみ、コワイですね。上向きで髪を洗うと、腕や肩甲骨の可動範囲が広くなるので、肩こり防止にもなるかなと思います。人生とともに上向きで!
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    ちづきちちゃん、ひさしぶり!
    香港の古いホテルなんかがそうだけど、もともとシャワー文化の欧米ではシャワーは天井に固定されているもの。というのが常識だった様子。その影響から、たいてい上向きで洗ってるね。日本人が猫背が多いのはこの文化の違いかあと思ったこともあったっけ。
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    ハンナさん、初コメントありがとさまです。
    「前向き派」とはつまり「上向き」ってことでしょうか?あれ?こんがらがっちゃった。髪が長い人が下向きで洗うと、見た目、貞子っぽいことになっちゃうかもしれませんね。美容院でも下向き洗髪用のものもあるのですね。たしかに上向きの時、顔に乗せられる紙はちょっといやかもしれないです。
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    はてなさん、
    上向き派なのですね。それにしても気の流れまでは考えていませんでした。教えてくれてありがとう!ぼくがシャワーを背に浴びるのは、首の付け根に温水を当てることで身体全体があたたまるのが理由のひとつです。寒い冬の朝でも、ぽかぽかしますよね。日々の習慣はとってもだいじですね。
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    しおかさん、
    いちど「風呂場では座らない」ことを念頭に挑んではいかがでしょう。あの椅子、実は日本以外ではあまり見かけられないものです。みな、立って、上向きでシャワーするのがフツーのようで。下向き洗いは、すわるとどうしてもそうなりますからね。ところでイラ写を紹介いただきありがとうございます。よろしくお伝え下さいね。
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    シモネッタ・ドスケベスカヤさん、お久しぶりです!
    あいかわらずインパクト高いネームですね(笑)「髪結いの亭主」知りませんでした。「豊満な美女に洗髪してもらう」ああ、なんて甘美な。それから女性が男性美容師に髪を洗われている顔を見られるのって、ちょっとつらそうですね。妄想してたらバレちゃいそうです。
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    nokoさん、おひさしぶりです。
    そうそう。そうなんです。上向きで洗ってみるとわかると思いますが、肘と肩甲骨がいい具合に稼動して、ちょっとしたエクセサイズになるんです。ぜひやってみてくださいね。一年後、顔と姿勢が変わっているかもしれませんよ。

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    なおきん

    なおきんプロフィール:最初の職場はドイツ。社会人歴の半分を国外で過ごし、日本でサラリーマンを経験。今はフリーの立場でさまざまなビジネスにトライ中。ドイツの永久ビザを持ち、合間を見てはひとり旅にふらっとでるスナフキン的性格を持つ。1995年に初めてホームページを立ち上げ、ブログ歴は10年。時間と場所にとらわれないライフスタイルを めざす。